『ロミオとジュリエット』
音楽:ベルリオーズ 振付:G.スキビン
マーゴ・フォンティーン、イワン・ナジー
『ラ・バヤデール』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ
マリアーナ・チェルカスキー、フェルナンド・ブフォネス
以上第1回(1976)より
『レダ』
音楽:日本の伝統音楽 振付:M.ベジャール
マイヤ・プリセツカヤ、ジョルジュ・ドン
『パ・ド・カトル』
音楽:プーニ 振付:A.ドーリン
アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、ギレーヌ・テスマー、エヴァ・エフドキモワ
『ドン・キホーテ』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ、A.ゴールスキー
エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシーリエフ
以上第2回(1979)より
『ボレロ』
音楽:ラヴェル 振付:M.ベジャール
ジョルジュ・ドン、東京バレエ団
『海賊』
音楽:ドリゴ 振付:M.プティパ
エヴァ・エフドキモワ、ペーター・シャウフス
『ジゼル』
音楽:アダン 振付:J.コラーリ、A.アロンソ
アリシア・アロンソ、ホルヘ・エスキヴェル
『白鳥の湖』より“黒鳥のパ・ド・ドゥ”
音楽:チャイコフスキー 振付:M.プティパ
ジョイス・クォーコ、ピーター・ブロイヤー
以上第3回(1982)より
『オネーギン』
音楽:チャイコフスキー 振付:J.クランコ
マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン
『ドン・キホーテ』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ
モニク・ルディエール、パトリック・デュポン
『失われた時を求めて』
音楽:サン=サーンス 振付:R.プティ
ドミニク・カルフーニ、デニス・ガニオ
以上第4回(1985)より
『グラン・パ・クラシック』
音楽:オベール 振付:V.グゾフスキー
シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ
特別プログラム『白鳥の湖』全幕
音楽:チャイコフスキー
ペーター・シャウフス、パトリック・デュポン、アニー・マイエ、ヤナ・クーロワ
イルジ・ホラック、エヴァ・エフドキモワ、デヴィッド・ニクソン、シルヴィ・ギエム
マニュエル・ルグリ、カルラ・フラッチ、ウラジーミル・デレヴィヤンコ
シリル・アタナソフ、マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン他
以上第5回(1988)より
『ライモンダ』
音楽:グラズノフ 振付:Y.グリゴローヴィチ
ニーナ・アナニアシヴィリ、アンドリス・リエパ
第6回(1991)より
『椅子』
音楽:ワーグナー 振付:M.ベジャール
マリシア・ハイデ、ジョン・ノイマイヤー
第7回(1994)より
『パリの炎』
音楽:アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン
フェルナンダ・タバレス、ホアン・ボアダ
『エスメラルダ』
音楽:プーニ 振付:M.プティパ
アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス
以上第8回(1997)より
『マノン』より“寝室のパ・ド・ドゥ”
音楽:マスネ 振付:K.マクミラン
アレッサンドラ・フェリ、ウラジーミル・マラーホフ
第9回(2000)より
『アダージェット』
音楽:マーラー 振付:M.ベジャール
ジル・ロマン
『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
音楽:チャイコフスキー 振付:G.バランシン
アリーナ・コジョカル、アンヘル・コレーラ
『優しい嘘』
音楽:C.モンテヴェルディ、C.ジェズアルド、グレゴリオ聖歌
振付:J.キリアン
シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ
以上第10回(2003)より
『椿姫』より第3幕のパ・ド・ドゥ
音楽:ショパン 振付:J.ノイマイヤー
ジョエル・ブーローニュ、アレクサンドル・リアブコ
『扉は必ず・・・』
音楽:ハウブリッヒ(クープランの「プレリュードを基に」)
振付:J.キリアン
オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
『TWO』
音楽:カウトン 振付:R.マリファント
シルヴィ・ギエム
『ロミオとジュリエット』より“バルコニーのパ・ド・ドゥ”
音楽:プロコフィエフ 振付:J.クランコ
ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル
『ジュエルズ』より“ダイアモンド”
音楽:チャイコフスキー 振付:G.バランシン
ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ
以上第11回(2006)より
午前10時の最初の回を見ました。
実は1985年の第4回を1回だけ観ているのですがあまり記憶に残っていない。学生でお金がなくてパンフレットも買えませんでした。それを除けばバレエフェスは前回の第11回、2006年しか観ていないのでどれもとても新鮮かつ貴重でした。
特に印象に残ったものだけ触れてみます。
まずブフォネスにノックアウトされました。細身のプロポーションがとても美しく、優雅で気品溢れるのにテクニックはすごい。さらっと当たり前のことのように、ソロルとして振付を実現する中に彼の持つテクニックの余裕が誇示でなく現れているのです。こんなに素敵なダンサーだったとは。いったいどの映像を見たらいいのだろう、彼の出ている全幕のDVDを探さなくっちゃ。もっと見たい!と強く思いました。
最近は昔の映像のDVDもたくさん出ているので見ようと思えば見られるけれど、現在の舞台を優先していてほとんど見ていません。やはりこれは見るべきだと思った次が、マクシーモワとワシーリエフ。無理はしない、決して軸は乱さないのに回転もポーズもすごい。最近は力強く男性的なダンサーは多くないし、私のストライク・ゾーンからは外れるのですが、その力強い存在感がとても魅力的。マクシーモワのピケ アラベスク パンシェのあの潔い上体の下げっぷりは一体どうなっているのでしょう。かわいらしくも色っぽい。そして二人のかもし出すなんともあたたかく品の良い雰囲気。
“第12回世界バレエフェスティバル開催記念 秘蔵記録映像上映会 6月28日 日経ホール”の続きを読む>>
音楽:ベルリオーズ 振付:G.スキビン
マーゴ・フォンティーン、イワン・ナジー
『ラ・バヤデール』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ
マリアーナ・チェルカスキー、フェルナンド・ブフォネス
以上第1回(1976)より
『レダ』
音楽:日本の伝統音楽 振付:M.ベジャール
マイヤ・プリセツカヤ、ジョルジュ・ドン
『パ・ド・カトル』
音楽:プーニ 振付:A.ドーリン
アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、ギレーヌ・テスマー、エヴァ・エフドキモワ
『ドン・キホーテ』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ、A.ゴールスキー
エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシーリエフ
以上第2回(1979)より
『ボレロ』
音楽:ラヴェル 振付:M.ベジャール
ジョルジュ・ドン、東京バレエ団
『海賊』
音楽:ドリゴ 振付:M.プティパ
エヴァ・エフドキモワ、ペーター・シャウフス
『ジゼル』
音楽:アダン 振付:J.コラーリ、A.アロンソ
アリシア・アロンソ、ホルヘ・エスキヴェル
『白鳥の湖』より“黒鳥のパ・ド・ドゥ”
音楽:チャイコフスキー 振付:M.プティパ
ジョイス・クォーコ、ピーター・ブロイヤー
以上第3回(1982)より
『オネーギン』
音楽:チャイコフスキー 振付:J.クランコ
マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン
『ドン・キホーテ』
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ
モニク・ルディエール、パトリック・デュポン
『失われた時を求めて』
音楽:サン=サーンス 振付:R.プティ
ドミニク・カルフーニ、デニス・ガニオ
以上第4回(1985)より
『グラン・パ・クラシック』
音楽:オベール 振付:V.グゾフスキー
シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ
特別プログラム『白鳥の湖』全幕
音楽:チャイコフスキー
ペーター・シャウフス、パトリック・デュポン、アニー・マイエ、ヤナ・クーロワ
イルジ・ホラック、エヴァ・エフドキモワ、デヴィッド・ニクソン、シルヴィ・ギエム
マニュエル・ルグリ、カルラ・フラッチ、ウラジーミル・デレヴィヤンコ
シリル・アタナソフ、マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン他
以上第5回(1988)より
『ライモンダ』
音楽:グラズノフ 振付:Y.グリゴローヴィチ
ニーナ・アナニアシヴィリ、アンドリス・リエパ
第6回(1991)より
『椅子』
音楽:ワーグナー 振付:M.ベジャール
マリシア・ハイデ、ジョン・ノイマイヤー
第7回(1994)より
『パリの炎』
音楽:アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン
フェルナンダ・タバレス、ホアン・ボアダ
『エスメラルダ』
音楽:プーニ 振付:M.プティパ
アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス
以上第8回(1997)より
『マノン』より“寝室のパ・ド・ドゥ”
音楽:マスネ 振付:K.マクミラン
アレッサンドラ・フェリ、ウラジーミル・マラーホフ
第9回(2000)より
『アダージェット』
音楽:マーラー 振付:M.ベジャール
ジル・ロマン
『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
音楽:チャイコフスキー 振付:G.バランシン
アリーナ・コジョカル、アンヘル・コレーラ
『優しい嘘』
音楽:C.モンテヴェルディ、C.ジェズアルド、グレゴリオ聖歌
振付:J.キリアン
シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ
以上第10回(2003)より
『椿姫』より第3幕のパ・ド・ドゥ
音楽:ショパン 振付:J.ノイマイヤー
ジョエル・ブーローニュ、アレクサンドル・リアブコ
『扉は必ず・・・』
音楽:ハウブリッヒ(クープランの「プレリュードを基に」)
振付:J.キリアン
オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
『TWO』
音楽:カウトン 振付:R.マリファント
シルヴィ・ギエム
『ロミオとジュリエット』より“バルコニーのパ・ド・ドゥ”
音楽:プロコフィエフ 振付:J.クランコ
ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル
『ジュエルズ』より“ダイアモンド”
音楽:チャイコフスキー 振付:G.バランシン
ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ
以上第11回(2006)より
午前10時の最初の回を見ました。
実は1985年の第4回を1回だけ観ているのですがあまり記憶に残っていない。学生でお金がなくてパンフレットも買えませんでした。それを除けばバレエフェスは前回の第11回、2006年しか観ていないのでどれもとても新鮮かつ貴重でした。
特に印象に残ったものだけ触れてみます。
まずブフォネスにノックアウトされました。細身のプロポーションがとても美しく、優雅で気品溢れるのにテクニックはすごい。さらっと当たり前のことのように、ソロルとして振付を実現する中に彼の持つテクニックの余裕が誇示でなく現れているのです。こんなに素敵なダンサーだったとは。いったいどの映像を見たらいいのだろう、彼の出ている全幕のDVDを探さなくっちゃ。もっと見たい!と強く思いました。
最近は昔の映像のDVDもたくさん出ているので見ようと思えば見られるけれど、現在の舞台を優先していてほとんど見ていません。やはりこれは見るべきだと思った次が、マクシーモワとワシーリエフ。無理はしない、決して軸は乱さないのに回転もポーズもすごい。最近は力強く男性的なダンサーは多くないし、私のストライク・ゾーンからは外れるのですが、その力強い存在感がとても魅力的。マクシーモワのピケ アラベスク パンシェのあの潔い上体の下げっぷりは一体どうなっているのでしょう。かわいらしくも色っぽい。そして二人のかもし出すなんともあたたかく品の良い雰囲気。
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6月29日、スカラ座でのローラン・プティ「ピンクフロイドバレエ」初日です。
スカラ座オフィシャルの公演ページ
Choreographic revival : Jean-Philippe Halnaut and Lienz Chang
振付を蘇らせ指導した、ということでしょうか。ジャン=フィリップ・アルノーさんとリエンツ・チャンさんのお名前が。
依然として全く理解していないこの作品、キャスト詳細によれば Nobody Home という曲でおそらくムッルはソロを踊り、Echoes という曲ではザハロワと組むようです。
いつものネタをひとつ。
マッシモ・ムッルのオフィシャルサイトのNewsに「ピンクフロイドバレエ」が入ったのは昨晩から今までの間です。しかも2008年10月からの過ぎてしまった予定の後にちょこっと付け足しましたという感じ。どうせなら9月のバランシン「真夏の夜の夢」も加えておけばいいのに(笑)
相変わらずやる気のない、役に立たないオフィシャルですねぇ。スカラ座の予定はスカラ座オフィシャルで確かめられるからいいのだけど、他の予定は去年のプティ・ガラ シリーズのときのように早く出してくださいね。そうかんたんには飛んで行かれないけれど。
何はともあれムッルもスカラ座バレエのみんなも怪我せず無事によい初日を迎えて下さいます様に!
あと3時間半ぐらいで開演です。
スカラ座オフィシャルの公演ページ
Choreographic revival : Jean-Philippe Halnaut and Lienz Chang
振付を蘇らせ指導した、ということでしょうか。ジャン=フィリップ・アルノーさんとリエンツ・チャンさんのお名前が。
依然として全く理解していないこの作品、キャスト詳細によれば Nobody Home という曲でおそらくムッルはソロを踊り、Echoes という曲ではザハロワと組むようです。
いつものネタをひとつ。
マッシモ・ムッルのオフィシャルサイトのNewsに「ピンクフロイドバレエ」が入ったのは昨晩から今までの間です。しかも2008年10月からの過ぎてしまった予定の後にちょこっと付け足しましたという感じ。どうせなら9月のバランシン「真夏の夜の夢」も加えておけばいいのに(笑)
相変わらずやる気のない、役に立たないオフィシャルですねぇ。スカラ座の予定はスカラ座オフィシャルで確かめられるからいいのだけど、他の予定は去年のプティ・ガラ シリーズのときのように早く出してくださいね。そうかんたんには飛んで行かれないけれど。
何はともあれムッルもスカラ座バレエのみんなも怪我せず無事によい初日を迎えて下さいます様に!
あと3時間半ぐらいで開演です。
28日の日曜日はバレエフェス秘蔵記録映像上映会と新国立の「コッペリア」をハシゴしました。順が逆ですがコッペリアから。
スワニルダ:小野絢子
フランツ:八幡顕光
コッペリウス:ゲンナーディ・イリイン
スワニルダの友人:西山裕子、さいとう美帆、伊藤真央、寺田亜沙子、細田千晶、寺島まゆみ
スワニルダ、フランツ、コッペリウスの3役がとても良かったです。
特に小野さんのスワニルダ。お見事でした。彼女のことをいいなと思うようになったのがいつなのか思い出せませんが、アラジンのときには既に小野さん狙いでチケットを取っていましたし今回もそうでした。
きちんと踊りこんで振付を自分のものとしているから動きに不安がなく、小野さんの持っている動きそのものがしっかりとしていて綺麗で、軸が崩れることはない。ポーズもそこに至る過程も美しく見せてくれる。音楽をないがしろにすることもなく聴かせてくれます。プティ的な動きの使いこなしはもう一歩かもしれませんが、とてもかわいらしく表情豊かで、ちょっとコケティッシュなところも無理なく出ていて、素晴らしいスワニルダぶりでした。
八幡さんはフランツにぴったりだろうな、と予想していましたがまさにやんちゃな部分を残した若い男の子。コッペリアが気になるといったら気になるんだーと突き進むところが憎めません。ところが踊りは勢い任せではなくてしなやかに足音立てず、ちょっとノーブルなぐらい。ダンサーによってはもっと大人っぽいフランツにもなるでしょうが、かわいらしい小野さんとの組合せでは八幡さんの“若い男の子”もしっくりきます。色気はないけれど。
イリインさんのコッペリウスは全く想像がつきませんでしたが、4月に散々見てしまったボニーノさんのコッペリウスが好きではないので、とにかく違うダンサーで見るのが楽しみでした。
背が高く立ち居振る舞いが優雅、ちょっとした足の出し方や腕の動きがやはりワガノワ・メソッドの方だけに美しい。演技をコミカルにやりすぎないところがとても素敵で、コッペリアと踊るところはとてもダンディ。人形への接し方に愛がある。けれど人形だということもちゃんとわかっている。そんな彼がスワニルダが成りすましているのも知らず、コッペリアに命が宿ったと興奮し高揚していくところを見ているのはすこし胸が痛みました。はだかにされたコッペリアを抱きしめ呆然とたたずむ、若者たちが結ばれて去っていく最後、その腕の中でコッペリアは崩れ落ちる。なんとも胸締め付けられる哀しさがイリインさんのコッペリウスには漂っていました。
新国立で次にプティのコッペリアを上演する時も是非演じて欲しいと思います。
スワニルダの友人たちもよかったです。クラシックチュチュでがに股みたいなかっこをしたり、お尻を突き出したり、プティの動きはとてもかわいく独特。
その他は群舞だけなのですが、衛兵ではやはりマイレン・トレウバエフさん、古川和則さんあたりが目立つ。この二人が並んでトゥールアンレールを繰り返したり、交互に競い合うようにジャンプするところは目の保養でした。
プティの「コッペリア」、2007年5月の新国立劇場バレエ団初演は2回見ています。その時の感想を読み返してみると見方、感じ方が変わっているのに気付きます。このところのマッシモ・ムッル詣でプティ経験値が上がったせいかもしれません。2007年ごろはルシア・ラカッラが苦手でした。今や彼女とムッルの「カルメン」は最高だと思っています。ダンサーへの見方、感じ方も変わるものなのですね。プティの振付が大好きーとは思わないのだけれど、やはりいいな、とも素直に感じました。もっと他のプティ作品の映像を見てみようかな。
スワニルダ:小野絢子
フランツ:八幡顕光
コッペリウス:ゲンナーディ・イリイン
スワニルダの友人:西山裕子、さいとう美帆、伊藤真央、寺田亜沙子、細田千晶、寺島まゆみ
スワニルダ、フランツ、コッペリウスの3役がとても良かったです。
特に小野さんのスワニルダ。お見事でした。彼女のことをいいなと思うようになったのがいつなのか思い出せませんが、アラジンのときには既に小野さん狙いでチケットを取っていましたし今回もそうでした。
きちんと踊りこんで振付を自分のものとしているから動きに不安がなく、小野さんの持っている動きそのものがしっかりとしていて綺麗で、軸が崩れることはない。ポーズもそこに至る過程も美しく見せてくれる。音楽をないがしろにすることもなく聴かせてくれます。プティ的な動きの使いこなしはもう一歩かもしれませんが、とてもかわいらしく表情豊かで、ちょっとコケティッシュなところも無理なく出ていて、素晴らしいスワニルダぶりでした。
八幡さんはフランツにぴったりだろうな、と予想していましたがまさにやんちゃな部分を残した若い男の子。コッペリアが気になるといったら気になるんだーと突き進むところが憎めません。ところが踊りは勢い任せではなくてしなやかに足音立てず、ちょっとノーブルなぐらい。ダンサーによってはもっと大人っぽいフランツにもなるでしょうが、かわいらしい小野さんとの組合せでは八幡さんの“若い男の子”もしっくりきます。色気はないけれど。
イリインさんのコッペリウスは全く想像がつきませんでしたが、4月に散々見てしまったボニーノさんのコッペリウスが好きではないので、とにかく違うダンサーで見るのが楽しみでした。
背が高く立ち居振る舞いが優雅、ちょっとした足の出し方や腕の動きがやはりワガノワ・メソッドの方だけに美しい。演技をコミカルにやりすぎないところがとても素敵で、コッペリアと踊るところはとてもダンディ。人形への接し方に愛がある。けれど人形だということもちゃんとわかっている。そんな彼がスワニルダが成りすましているのも知らず、コッペリアに命が宿ったと興奮し高揚していくところを見ているのはすこし胸が痛みました。はだかにされたコッペリアを抱きしめ呆然とたたずむ、若者たちが結ばれて去っていく最後、その腕の中でコッペリアは崩れ落ちる。なんとも胸締め付けられる哀しさがイリインさんのコッペリウスには漂っていました。
新国立で次にプティのコッペリアを上演する時も是非演じて欲しいと思います。
スワニルダの友人たちもよかったです。クラシックチュチュでがに股みたいなかっこをしたり、お尻を突き出したり、プティの動きはとてもかわいく独特。
その他は群舞だけなのですが、衛兵ではやはりマイレン・トレウバエフさん、古川和則さんあたりが目立つ。この二人が並んでトゥールアンレールを繰り返したり、交互に競い合うようにジャンプするところは目の保養でした。
プティの「コッペリア」、2007年5月の新国立劇場バレエ団初演は2回見ています。その時の感想を読み返してみると見方、感じ方が変わっているのに気付きます。このところのマッシモ・ムッル詣でプティ経験値が上がったせいかもしれません。2007年ごろはルシア・ラカッラが苦手でした。今や彼女とムッルの「カルメン」は最高だと思っています。ダンサーへの見方、感じ方も変わるものなのですね。プティの振付が大好きーとは思わないのだけれど、やはりいいな、とも素直に感じました。もっと他のプティ作品の映像を見てみようかな。
あらすじなど長々と書き、いろいろ考えていたのですがどうもまとまらない。
ストーリーのこと、ローラン・プティの「ノートルダム・ド・パリ」との比較、復元上演の意味、などなど。
いくつかの点に触れてみます。
エスメラルダ役の原嶋さん。昨年エフゲーニャ・オブラスツォーワがゲストのドン・キでのキトリの友人が良くて、彼女の真ん中が観たいと思っていました。期待は裏切られず。踊りはしっかりしていて、音楽(録音ではありましたが状態の良い物でした)も使える。演技も良いです。彼女のエスメラルダ像がちゃんとあって、それを表現しているように感じました。明るく優しく心意気の良いジプシーの娘。とにかく踊らなければ始まらない。一本気なところもあり、自分が男性から好かれることはわかっていても、自分の愛する男にしか全ては許さない、一途。
ジプシーたちの真ん中であでやかに踊り、グランゴワールやカジモドには優しさを見せ、フェビュスの前では恋する乙女になり、もう心の中はフェビュスで一杯。その様は初々しく。
もう一歩踏み込んだ深みが出ればと思いつつ、この作品でそれを望めるのかという疑問も持ちました。
フェビュス役のサレンコさん。踊りはしなやかかつダイナミックですが、着地など細かいところのツメが今回不調。演技は良かったのではないでしょうか。颯爽と現れ、あっさりとエスメラルダに一目ぼれし、婚約者から贈られたスカーフをその場で与え、婚約の祝宴ではエスメラルダが登場するや婚約者の手を取り口付けを繰り返し、愛をささやき続ける。全てが発覚するとエスメラルダの後を追い、こちらでもまた愛をささやく。そういうキャラクターなのですね、フェビュスという男は。はっきりと軽薄で不実な男だと思います。その共感しにくい役をそのように効果的に演じていらしたのではないでしょうか。
最後黒衣で登場するのは、本当はフェビュスは死んでいなかった、ということなのでしょうか。幽霊だということを匂わす衣装ではなく、黒い王子的上衣に黒タイツでした。
グランゴワールのキムさん。良かったです。スマートで線の細い感じが詩人に合っていました。踊りもなかなかそつなく。報われないながらもエスメラルダを愛し、優しく見守る。こういう女主人公に報われない愛を捧げる男性に滅法弱いので、私はグランゴワールを見守り。
興味深かったのが、エスメラルダの男性への接し方。
グランゴワールにもフェビュスにも “踊りましょう” の頭上で手をくるくるするマイムに足元はステップを付けて、誘うように踊りで何かを伝えようとするのです。
グランゴワールには、私はジプシーなの。人前で踊ってそれでお金をもらっているのよ。私と結婚したのだからあなたも踊らなくちゃ。やってみて。こうよ。ほら。という感じでグランゴワールも不器用ながら合わせて踊ります。
フェビュスと居酒屋に逃げ込んで二人で愛を確かめ合うときもエスメラルダは同じように “踊りましょう” のマイムから始めて二人で踊るのです。
“NBAバレエ団 「エスメラルダ」 6月20日 メルパルクホール(2)”の続きを読む>>
ストーリーのこと、ローラン・プティの「ノートルダム・ド・パリ」との比較、復元上演の意味、などなど。
いくつかの点に触れてみます。
エスメラルダ役の原嶋さん。昨年エフゲーニャ・オブラスツォーワがゲストのドン・キでのキトリの友人が良くて、彼女の真ん中が観たいと思っていました。期待は裏切られず。踊りはしっかりしていて、音楽(録音ではありましたが状態の良い物でした)も使える。演技も良いです。彼女のエスメラルダ像がちゃんとあって、それを表現しているように感じました。明るく優しく心意気の良いジプシーの娘。とにかく踊らなければ始まらない。一本気なところもあり、自分が男性から好かれることはわかっていても、自分の愛する男にしか全ては許さない、一途。
ジプシーたちの真ん中であでやかに踊り、グランゴワールやカジモドには優しさを見せ、フェビュスの前では恋する乙女になり、もう心の中はフェビュスで一杯。その様は初々しく。
もう一歩踏み込んだ深みが出ればと思いつつ、この作品でそれを望めるのかという疑問も持ちました。
フェビュス役のサレンコさん。踊りはしなやかかつダイナミックですが、着地など細かいところのツメが今回不調。演技は良かったのではないでしょうか。颯爽と現れ、あっさりとエスメラルダに一目ぼれし、婚約者から贈られたスカーフをその場で与え、婚約の祝宴ではエスメラルダが登場するや婚約者の手を取り口付けを繰り返し、愛をささやき続ける。全てが発覚するとエスメラルダの後を追い、こちらでもまた愛をささやく。そういうキャラクターなのですね、フェビュスという男は。はっきりと軽薄で不実な男だと思います。その共感しにくい役をそのように効果的に演じていらしたのではないでしょうか。
最後黒衣で登場するのは、本当はフェビュスは死んでいなかった、ということなのでしょうか。幽霊だということを匂わす衣装ではなく、黒い王子的上衣に黒タイツでした。
グランゴワールのキムさん。良かったです。スマートで線の細い感じが詩人に合っていました。踊りもなかなかそつなく。報われないながらもエスメラルダを愛し、優しく見守る。こういう女主人公に報われない愛を捧げる男性に滅法弱いので、私はグランゴワールを見守り。
興味深かったのが、エスメラルダの男性への接し方。
グランゴワールにもフェビュスにも “踊りましょう” の頭上で手をくるくるするマイムに足元はステップを付けて、誘うように踊りで何かを伝えようとするのです。
グランゴワールには、私はジプシーなの。人前で踊ってそれでお金をもらっているのよ。私と結婚したのだからあなたも踊らなくちゃ。やってみて。こうよ。ほら。という感じでグランゴワールも不器用ながら合わせて踊ります。
フェビュスと居酒屋に逃げ込んで二人で愛を確かめ合うときもエスメラルダは同じように “踊りましょう” のマイムから始めて二人で踊るのです。
“NBAバレエ団 「エスメラルダ」 6月20日 メルパルクホール(2)”の続きを読む>>
2004年1月にNBAバレエ団が日本で復元初演した「エスメラルダ」全幕の再演。
NBAバレエ団オフィシャルのレパートリーによれば、
完全復刻ペロー・プティパ版 エスメラルダ全三幕
ロマン主義の典型として長く愛されてきたエスメラルダ
その最もオリジナルに近いバレエ「エスメラルダ」の復刻上演
西側諸国では初めてとなる記念的上演
とのこと。
NBAバレエ団芸術総監督安達哲治のパンフレット冒頭挨拶によれば、「エスメラルダ」はロマンチックバレエの最高峰の一つなのだそう。ペロー版の「エスメラルダ」初演は1844年。エスメラルダはカルロッタ・グリジ。ちなみに「ジゼル」(ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー振付)は1841年、「パキータ」(ジョゼフ・マジリエ振付)は1846年。なるほどロマンチックバレエの時代ですね。
まずはキャストとストーリーなど。
音楽:チェーザレ・プーニ
原作:ヴィクトル・ユーゴー
原振付:ジュール・ペロー、マリウス・プティパ
再振付:バレンチン・エリザレフ
監修:薄井憲二
照明:後藤 武((株)エクサート松崎)
衣装:NBAバレエ団衣装部
衣装デザイン:イブゲーニャ・エルモーレンコーバ
衣装製作:サンクトペテルブルグ衣装部、コスチューム京、米山はるみ
装置:NBAバレエ団
エスメラルダ:原嶋里会
フェビュス・ド・シャトォペール(仕官):ヤロスラフ・サレンコ
カジモド(大聖堂の鐘つき人):アレクサンダー・ミシューチン
ピエール・グランゴワール(詩人):キム・インキョン
クロード・フロロ(司祭・牧師):ウルズィーオロシフ・アルタンツェツェグ
フルール・ド・リ(フェビュスの婚約者):猪俣陽子
パストラル
<ディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ>
米津舞
秋元康臣
パンフレットのあらすじを元に、舞台で見た情景もはさみつつまとめてみました。
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NBAバレエ団オフィシャルのレパートリーによれば、
完全復刻ペロー・プティパ版 エスメラルダ全三幕
ロマン主義の典型として長く愛されてきたエスメラルダ
その最もオリジナルに近いバレエ「エスメラルダ」の復刻上演
西側諸国では初めてとなる記念的上演
とのこと。
NBAバレエ団芸術総監督安達哲治のパンフレット冒頭挨拶によれば、「エスメラルダ」はロマンチックバレエの最高峰の一つなのだそう。ペロー版の「エスメラルダ」初演は1844年。エスメラルダはカルロッタ・グリジ。ちなみに「ジゼル」(ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー振付)は1841年、「パキータ」(ジョゼフ・マジリエ振付)は1846年。なるほどロマンチックバレエの時代ですね。
まずはキャストとストーリーなど。
音楽:チェーザレ・プーニ
原作:ヴィクトル・ユーゴー
原振付:ジュール・ペロー、マリウス・プティパ
再振付:バレンチン・エリザレフ
監修:薄井憲二
照明:後藤 武((株)エクサート松崎)
衣装:NBAバレエ団衣装部
衣装デザイン:イブゲーニャ・エルモーレンコーバ
衣装製作:サンクトペテルブルグ衣装部、コスチューム京、米山はるみ
装置:NBAバレエ団
エスメラルダ:原嶋里会
フェビュス・ド・シャトォペール(仕官):ヤロスラフ・サレンコ
カジモド(大聖堂の鐘つき人):アレクサンダー・ミシューチン
ピエール・グランゴワール(詩人):キム・インキョン
クロード・フロロ(司祭・牧師):ウルズィーオロシフ・アルタンツェツェグ
フルール・ド・リ(フェビュスの婚約者):猪俣陽子
パストラル
<ディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ>
米津舞
秋元康臣
パンフレットのあらすじを元に、舞台で見た情景もはさみつつまとめてみました。
“NBAバレエ団 「エスメラルダ」 6月20日 メルパルクホール(1)”の続きを読む>>
ようやく詳細がNHKオンラインに上がりました。ハイビジョンステージこれからの放送予定。
ハイビジョンステージ 草刈民代 ファイナル公演
「Esprit 〜エスプリ〜ローラン・プティの世界」 (2009年4月/オーチャードホール)
BShi 7月25日(土) 午前9:00〜11:30
【振付】ローラン・プティ
【企画・プロデュース】草刈民代
【出演】草刈民代、タマラ・ロホ、ルイジ・ボニーノ、マッシモ・ムッル、
リエンツ・チャン、イーゴリ・コル
【演目】ビゼー:「アルルの女」より
チャイコフスキー:「白鳥の湖」1幕2場より
フォーレ:「プルースト〜失われた時を求めて〜」より ほか
枠がたっぷり2時間半ありますのでおそらく全作品ノーカットで放送されるのではないかと思います。実際の舞台が19時開演、最終日の終演は21時半ぐらいだったでしょうか、それと同じ枠がある訳ですから、休憩時間を除けば演目の時間分は確実にあるはず。
プルーストに関しては “フォーレ” の名が上がっていますので、『エレジー』を使う「モレルとサン=ルー侯爵」は入るでしょう。
ハイビジョンステージ 草刈民代 ファイナル公演
「Esprit 〜エスプリ〜ローラン・プティの世界」 (2009年4月/オーチャードホール)
BShi 7月25日(土) 午前9:00〜11:30
【振付】ローラン・プティ
【企画・プロデュース】草刈民代
【出演】草刈民代、タマラ・ロホ、ルイジ・ボニーノ、マッシモ・ムッル、
リエンツ・チャン、イーゴリ・コル
【演目】ビゼー:「アルルの女」より
チャイコフスキー:「白鳥の湖」1幕2場より
フォーレ:「プルースト〜失われた時を求めて〜」より ほか
枠がたっぷり2時間半ありますのでおそらく全作品ノーカットで放送されるのではないかと思います。実際の舞台が19時開演、最終日の終演は21時半ぐらいだったでしょうか、それと同じ枠がある訳ですから、休憩時間を除けば演目の時間分は確実にあるはず。
プルーストに関しては “フォーレ” の名が上がっていますので、『エレジー』を使う「モレルとサン=ルー侯爵」は入るでしょう。
3年前は祭典会員の抽選に外れたのですが今回は通れたようです。今日というか17日水曜日、ガラの予約ハガキが届きました。やっぱり嬉しいですね!抽選に外れたらNBSチケットWEBその他、その後できる手は尽くしてみようかと思っていたのですが、どこまで頑張り通せるか少々自信がなかったし、頑張ってもどうにもならないときはどうにもならないですから。
光藍社のDMは土曜日に届きました。やはりDMをちゃんと読まないと全貌がつかみにくい。友人と相談して手配も完了。FAXに記入してみた座席位置の希望がどのくらい汲み取ってもらえるのかな。
9月以降の公演の情報が増えてきて気になるところ。
スタダンのドラクエ、彩の国さいたま芸術劇場のdancetoday2009、バレエ・リュス展(彩の国さいたま芸術劇場ガレリア 7月29日〜10月12日)のギャラリー・トーク(9月12日、薄井憲二、芳賀直子)、兵士の物語。
ミラノも動いています。スカラ座オフィシャルの「ピンクフロイド・バレエ」のページにキャスト詳細が出ました。公演紹介動画ではプティがフランス語でたくさん話していますが、フランス語〜
4月にNHKで放送してくれた牧阿佐美バレエ団の「ピンクフロイド・バレエ」の映像を見て研究しなければ。ムッルが踊る曲はおろか何も知らないのです。観には行けないけど知っておきたい、ちょっと思い描いてみたい。
光藍社のDMは土曜日に届きました。やはりDMをちゃんと読まないと全貌がつかみにくい。友人と相談して手配も完了。FAXに記入してみた座席位置の希望がどのくらい汲み取ってもらえるのかな。
9月以降の公演の情報が増えてきて気になるところ。
スタダンのドラクエ、彩の国さいたま芸術劇場のdancetoday2009、バレエ・リュス展(彩の国さいたま芸術劇場ガレリア 7月29日〜10月12日)のギャラリー・トーク(9月12日、薄井憲二、芳賀直子)、兵士の物語。
ミラノも動いています。スカラ座オフィシャルの「ピンクフロイド・バレエ」のページにキャスト詳細が出ました。公演紹介動画ではプティがフランス語でたくさん話していますが、フランス語〜
4月にNHKで放送してくれた牧阿佐美バレエ団の「ピンクフロイド・バレエ」の映像を見て研究しなければ。ムッルが踊る曲はおろか何も知らないのです。観には行けないけど知っておきたい、ちょっと思い描いてみたい。
