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homia

Author:homia
homia(ほみ)
2004年春、山岸涼子の「テレプシコーラ」を読み
同年8月東京バレエ団40周年記念ガラからバレエに通い始める
2006年7月7日ブログ開始

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DANZA第13号(2007年11月28日発行)にスカラ座のル・パルク
海外情報 World Topics のトップにミラノ・スカラ座の『ル・パルク』のことがすこしだけ載っています。
1ページを丸々使って、上から3分の1が守山実花氏による簡単な批評
次の3分の1が最後のPDDのキスシーンの写真
下3分の1が第2幕、≪欲望≫の柱を背にカップルが戯れるところの写真

ああ単純にただ嬉しい。
守山氏の批評の半分は作品の紹介、マッシモとオレリーにさらっと触れて、最後はスカラ座オーケストラをほめています。マッシモとオレリーのことも好意的な表現といえるでしょう。
写真はなかなか綺麗です。オレリーの宙に浮いた膝から下のライン、つま先の美しいこと!
マッシモは表情がうかがいにくい写真なのが難ですが、日本のダンス・メディアにスカラ座のル・パルクが登場しただけでもう、これ以上贅沢は申しません。

実はダンマガ1月号をさーっとチェックして、「やっぱり出てないのね」とがっかりしていました。
私のは「私のお気に入りダンサーが載らない」という不満に端を発しているので不純ですが、バランス感覚はDANZAの方があるのではないかと感じます。
ダンマガのいい所も勿論ありますが、やっぱり偏りを感じる。そういうものだと思って接するようになっています。

DANZAは無料配布を確実に入手できるとは限らないので定期購読しています。
いつの号で切れるのだったかわからなくなっていましたが、今回期間満了のお知らせと継続方法のお知らせがちゃんと入っていました。
1年分6回が送料+手数料で1,500円。前回は郵便小為替を送ったと思うのですが、郵便局の払込取扱票が同封されていました。手数料受取人払いのもの。
便利になって嬉しい。勿論継続します。

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バレエあれこれ | 【2007-11-30(Fri) 00:44:47】
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ダンス月刊誌届く
3連休明けの月曜、たくさん届いた郵便物のかさと重さを増していたのは『ダンスマガジン』と『DDD』でした。
落ち着いてゆっくり読めばよいのに、いつも気になるところをばーっと見てしまう。
両誌ぱらぱらとめくって一番最初に真面目に読んだのが『DDD』のシルヴィ・ギエムのインタビューでした。なかなか興味深い。ダンマガ相手にこんな答えをするのかなー、もしくはダンマガだったら取り上げずにスルーするかな、というところもあったり。

サドラーズ・ウェルズ・シアターのミニ特集みたいになっていて、他に

アクラム・カーン
ラッセル・マリファント
サドラーズ・ウェルズ・シアターの経営者兼芸術監督アリスター・スポルディング
アクラム・カーン・カンパニーのプロデューサー、ファルーク・チャウドリー

のインタビューコメントがあります(ギエム以外未読)。
こうして書くときに未読のままであるあたりが私の限界ですが、ダンマガを素直にむさぼるように読んでいられた頃が懐かしい。
勿論今でもそれなりに楽しみに読み、見てはいるけれど。
けっこう保守的でひとつことに夢中になると他を排除してしまう傾向があるので、実は『DDD』も読まない記事の方が多いのですが、この雑誌になくなって欲しくないなと思います。
見方も感じ方も興味も一種類で済む訳ではありませんから。

バレエあれこれ | 【2007-11-27(Tue) 01:00:37】
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モーリス・ベジャール氏の訃報
NBSの発表

ご冥福をお祈り申し上げます。
たくさんの作品たちがこれからも踊り継がれていくのだろうと思いつつ、またそうであることを願いつつ。

バレエあれこれ | 【2007-11-23(Fri) 21:50:18】
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東バ ダンサー写真届く
昨晩遅く帰宅するとNBSの封筒が届いていました。
今頃何のチケットだろう?まさかBRBには早過ぎるし、と開けてみるとノイマイヤープロ。
アッサンブレ会員特典の写真が入っています。
今回は自分の分しかチケットを頼まなかったので2枚。
1枚目は迷わず木村和夫さん。
さてもう一枚は誰にしようかな~としばし思案の後、平野玲さんをリクエストしていました。

木村さんは「ラ・シルフィード」のジェイムズ、後ろにシルフ達がいるので第2幕でしょう。
後ろ足の膝は伸びていないタイプのジャンプの空間姿勢を捉えたもので手は上と横。その横に伸びた腕が綺麗。この方はジャンプの時に上体が乱れなくて本当に美しい。表情はジェイムズというより木村さん。踊りまくりでちょっと余裕がなくなってきたあたりかしら。
幸運にもサイン入りを頂いてしまいました。

平野さんは「中国の不思議な役人」の無頼漢の首領。机にバンっと手を突いて前を睨んでいる。斜め上から照明がしっかり当たっていてとてもいい瞬間が切り取られています。
表情がとても決まっていてかっこいいの一言。
この方は役ごとに化けますね、それはもう見事に。
そんな平野さんのにこやか、ものやわらかな眠りの王子あたりが見てみたくなってしまいました。

「真夏の夜の夢」は向こうに行っていて見られなかったので、ギエム公演で東バのダンサーに再会するのが楽しみです。

バレエあれこれ | 【2007-11-21(Wed) 23:53:59】
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週末連続鑑賞でした
心身ともにきついのでなるべく避けようと思っていた土日連続鑑賞をやっておりました。
17日土曜日はKバレエ「白鳥の湖」
18日日曜日は小林紀子バレエシアターの「ソワレ・ミュージカル」と「ジゼル」です。

お目当ての輪島拓也さんのジークフリートはなかなか良かったですが、オデットが弱かったかな。あでやかな荒井祐子さんのオディールが印象に残りました。

島添亮子さんのジゼルはしっとりと薄幸。
ロバート・テューズリーのアルブレヒトも良かった。フェリ・ガラの時といい、私はこの方白タイツの方が好きかも。なんだか素敵だなあっと思いながら見ていました。
彼の最初に見た全幕が私にはどうしてもフェアに見られない演目でしたけど(新国立の「こうもり」、しかもフェリと。MMがちらつかない訳はなくて)、だんだん印象が良くなってます。デ・グリューあたりも全幕で見てみたくなってきました。

週末連続はやっぱりきつい。家の中は何も片付かないし。
なんとか感想を書きたいと思っていますが、書こうと思っていることが溜まる一方でちっとも追いつきません。もうロンドンに旅立った日から1ヵ月。ギエム様が日本においでになる前に片付けませんと大変なことになる。今月中が勝負です。
といいつつ来週は過密スケジュールなのでまた週刊になってしまいそう。

バレエあれこれ | 【2007-11-19(Mon) 00:11:04】
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Le Parc 5.まとめてみると
下敷きにされているという小説のうち「危険な関係」だけを読んだので、そのストーリーそのものではないけれど部分的に重なると感じながら見ました。つまりマッシモにヴァルモン子爵を、オレリーにツールヴェル法院長夫人を重ねるようにして。
マッシモの役どころは他の男性7人より色事に長けたように演出されていると感じました。そしてオレリーは他の女性たちとは違った、恋愛で軽やかに遊ぶことが出来ない、ある意味浮いている存在として描かれる。

先に確信を持った色男であるイレールの映像を見てしまったがために、どんな色男が出てきてくれるのかと期待してしまいましたが、マッシモはマッシモでした。共鳴増幅装置付きで必死に近づいていき、彼の言わんとするところを受け取ろうとする私ですら彼は淡白だと思います。勿論デ・グリューやアルマンとは違っていました。最初のうちはどこかしれっと余裕のある表情でしたし、拒絶にあっても傷ついた風情をストレートには出しません。ひそやかな色男です。ひそやかだからあの優雅で静かな動きになるのか、彼の動きがそうだからひそやかに見えてしまうのか。

マッシモは髪を下ろしているときと、後ろにひっつめて頬から顎のラインをむき出しにしている時でずいぶん印象が変わります。髪を下ろしていれば少年のようなイノセントな雰囲気。頬から顎のラインが出ていると、その細さ、目と目がすこし離れているのがあいまって、時に酷薄そうに見えることがある。今回はかっちり固めたひっつめ髪が物に動じない風情を出すのに加担していたかもしれません。
髪を下ろしていようがいまいが、彼の目に浮かぶ表情は格別です。捨てられた子犬のような眼も、愛憎入り乱れて負の感情で一杯になった暗い眼も。
今回はその目の表情を途中まで抑え気味に感じたのですが、単に席がすこし遠かったのかもしれません。

1番目、2番目のPDDではオレリーと離れてひとり踊っている時に、音楽とぴたりと寄り添ってその頂点でジャンプがふわりと開くのを何度も見ました。そんなときに実は彼が抱いている感情の強さを垣間見せられた気がして、耳からは旋律、目には彼の動きの瞬間、胸のうちはなんとも息苦しい刹那の感覚。ターンと何かに打たれて、自分がぶわぁんと共鳴しているのがわかる。せつないと言ったらいいのか、きゅうっと心臓を掴まれたかのよう。
最後のPDDでオレリーに押されてだんだん感情を強く外に出して求めていくところでは、私も狂おしい気持ちで身動きが出来ませんでした。

前にも触れましたが、今回マッシモの動きの精度がとても高かった。特に23日は動きの全てをしっかりコントロールできているのが感じられました。ふわっ、すいっと重心がなめらかに移動して重さを感じさせない。跳べば高さもあり、回れば軸は揺るがず、音楽をしっかりと捉えて離さない。力みや勢い任せは一切なく、音もなく静かに花が開いていくように脚が開く。そのしなやかな美しさ。いつまでも見ていたいと思いました。

オレリーはやはり作品への理解度が違うのでしょう、誰よりもその世界に入り込んでいるように見えました。ひたすら美しく、湿り気のないほのかな色香をただよわせ、2番目のPDDでマッシモの胸に額を打ち付けるところや最後のPDDでは激しく感情がほとばしる。マッシモと並んでしまえばより小柄に感じられるあの身体一杯に力がこめられているのを感じました。
オレリーとマッシモのパートナーシップはどうなのでしょう。悪くはないと思ったのですが、さらに27日、11月7日、10日と踊って深まったでしょうか。二人とも饒舌とか雄弁、というタイプではないと思うので物足りなく思われる方もいるのでしょうね。

これだけあからさまに恋愛の様々な局面を見せられて、どう受け取ればいいのでしょう。何が言いたいのか。
プレルジョカージュ自身の作品に対する言葉は仏語か伊語のものしか手元にないので解読しておりません。DVDにはインタビューの英語字幕もあるようですが、私にそれを理解する力はありませんから。バレエは言葉不要とは言え、日本語で語らないアーティストに接する時に私にはいつも立ちはだかる言葉の壁。

この作品、嫌いではありません。また観てみたいと思います。
様々に刺激され、音楽のクライマックスとともに訪れる刹那の感覚に酔い、作品世界にこの身をさらして感じるままにたっぷりと遊びました。

スカラ座バレエの他のメンバーについても触れたいのであともう1回。

バレエ公演感想 | 【2007-11-12(Mon) 23:49:39】
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K-BALLET COMPANY トリプルビル 11月10日ソワレ 文京シビックホール
「パキータ」、「ラプソディ」、「カルメン」のトリプルビルを観て来ました。
開演時間も近いのに、春日駅から同じ方向を目指す人が少ないなと思っていたら客席は5割ぐらい?の入り。Kバレエでこんなに寂しい客席を見たのは初めてでショックでした。昼の公演に集中したのでしょうか?それとも熊川さんや吉田さんの出演なしだから?はたまた演目で?確かにチケット代は安いとは言えませんが、熊川さんが出演しない日を多く観てきた私にとっては、彼が出ようが出まいがKバレエ価格はこんなものかな、という認識。
これだけ少ないのは舞台からでもわかるだろうと思うと少々胸が痛みました。現実は厳しいということなのでしょうか。
果たしてS席15,000円は高いか否か。3演目終わってみて、たっぷりのボリュームに、なかなかの見応えに、私はほぼ満たされたので不満も後悔もありませんが。

第1部「パキータ」
浅川紫織、遅沢佑介

神戸里奈、白石あゆ美

中島郁美、柴田有紀、浅野真由香、内富陽子、日向智子、木島彩矢花

山田麻利子、井上とも美、河村未来、湊まり恵
中谷友香、近江優加、米澤真弓、土肥真夕菜

女性コールドは真紅のクラシックチュチュ。浅川さんは白と黒、遅沢さんはほぼ黒。
浅川さんは今までにも見ているはずですがあまり印象に残っていませんでした。踊りはすごくきっちりとしてなかなか綺麗、安定感もあり。最初にコールドと踊っているところではすこし緊張しているようでしたが、段々乗ってきたのかソロでは魅せてくれました。音楽をしっかり捉えていたのが気持ちよかったです。雰囲気とか存在感といったものはまだこれからかな。
遅沢さんは終始にこやかに浅川さんを支えていました。柔らかさのある踊りと身のこなしはなかなか素敵です。

女性コールドだけが踊っているところは少々落ち着きません。8人の方は4人、4人の並びが等間隔にならないこともしばしば。音楽が速く、動きをぎりぎりで収めているように見えたところも。もうすこしテンポはゆっくりの方が私は好み。


第2部「ラプソディ」
輪島拓也、東野泰子

神戸里奈、小林絹恵、副智美、柴田有紀、日向智子、渡部萌子

ビャンバ・バットボルト、アレクサンドル・ブーベル、杜海、
遅沢佑介、ピョートル・コプカ、荒井英之

輪島さん、きっちり踊りました。シャープさもあり、危なげなく、疲れも見せず。とても良かったです。大変な振付なのだろうけど、最初こそ見えた気負いがだんだんなくなって、さりげなくけろりと踊り切ったようにも見えました。にこやかなのはいいけれど、ちょっと歯を見せすぎかしら。不敵な感じの笑顔とか、表情にバリエーションが欲しいのは相変わらず。パートナーを受け止めるために構えた時の頼もしさは健在です。輪島さんはKバレエの他の若手男性に比べると地味ですがやっぱり好きですね(どうしても真ん中王道タイプを好きにならないらしい)。

東野さんも良かった。首から肩、腕、上体の使い方が綺麗で元々この方の踊りが好きなのです。東野さんもちっとも大変そうには見せず、軽やかでした。

6人の女性も微妙にそれぞれの個性が出て楽しめました。
6人の男性がまた見応えあり。並ぶとブーベルが一番小柄なようですが、彼の動きは小気味よいし、何気なく立っている時の姿勢が美しい。遅沢さんは背が高い方で身のこなしのしなやかさがわかる。荒井さんは今まで見たことがないと思うのですが、まだアーティストらしい。ところがこの方、他の5人に引けを取らないなかなかの踊りっぷりでした。


第3部「カルメン」
カルメン:松岡梨絵
ドン・ホセ:清水健太
エスカミーリョ:ビャンバ・バットボルト

シェフ・バンディット:アレクサンドル・ブーベル
バンディット:白石あゆ美、荒井英之

実はこのローラン・プティのカルメンを通しで見るのは初めて。映像ですら見たことがありませんでした。

清水さんのドン・ホセがとても良かったです。踊りが美しいし、役としての存在感もしっかりあり、演ずることにも長けているのですね。かなり魅力的でした。
寝室で煙草をふかしながら椅子に座って、カルメンが踊るのを眺めているところがものすごく素敵。情事の後の、女をものにした男の表情とでもいうのでしょうか。色気がありとても「男」なのです。
盗賊に加担させられて人を殺してしまったときの葛藤も、カルメンにナイフを持って迫っていく時の追いつめられた様子も自然に伝わってきて、ドン・ホセという役をしっかり生きているのが感じられました。動きはその延長線上にあるという感じ。
真ん中で存在感を持って作品を支え、引っ張れる人なのだと思います。彼の全幕主演を見なければ、という気持ちになりました。

対するカルメンの松岡さんは今回ちょっと物足りない。踊りはいつものようにくっきりしていて動きっぷりは見事なのですが、色気が足りないしカルメンとしての存在感が弱い。カルメンの感情の変化が伝わってこないのです。
という訳でドン・ホセには引っ張られたものの、肝心のカルメンが弱かったので少々不完全燃焼。

シェフ・バンディットのブーベルの演じっぷりと動きは勿論堪能。
ラプソディで踊っていた荒井さんがカルメンでもバンディットとして活躍していました。踊れるし演技もなかなか。どちらかというとバタ臭い方のお顔で身長はそこそこ、要注目かもしれません。

最初にカルメンと喧嘩をする女を長田佳世さんが演じていて、カルメンに組み伏せられてしまうのですが、立ち上がって去るときの表情に迫力があって印象に残りました。

プティの「カルメン」ってこういう作品だったのか、と思っているところです。原作も読んでいないし、オペラも見ていないけれど、自分なりのイメージはある。断片的に世の中に出回っているもの、昔見たガデスの映画、それからアロンソ版のダイジェスト。
これからもいろいろな「カルメン」に出会う可能性はあるし、それぞれなのだろうなと思います。


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バレエ公演感想 | 【2007-11-11(Sun) 18:28:42】
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なんかいろいろ
ようやくほぼ2ヶ月ぶりの国内バレエ鑑賞が迫ってきました。
それまでに向こうで見てきたものの感想ぐらいは書き終えたかったのですが、Le Parcをだらだら書いていたらこんなことに。
来年のPOB来日Le Parcのキャストが出たり(見るつもりだけれど、見たいような見たくないような複雑な気分)、レニ国の男性キャストが出たり(ああルジさまが・・・)、その他にもいろいろ気になっている、そろそろ手配しておかないと、な公演もあり。
でも結局書きたいことを書き終えない限り、どこかにくっついたまま、ひきずったままになるのです。
椿姫の時ほどではありませんが、モーツァルトとプロコフィエフのロミジュリしか聴いていない日々。
とっても幸せですね。でもそろそろ片付けないと、もう12月の足音が聞こえます。

ただの日記 | 【2007-11-06(Tue) 22:43:13】
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Le Parc 4.10月23日、25日 スカラ座バレエ公演の印象③
Act 3
Les jardiniers (soundtrack)
Rêve

≪夢≫
庭園は夜。オレリーが下着姿(ベスト状のものとペチコート)で横たわっている。庭師4人がやってきて眠るオレリーをサポートして持ち上げたり、動かしていく。
スカラ座の庭師4人、頑張ってました。

9 Adagio in F maj from the Adagio and Fugue for strings by J.S. Bach K404 a
Lamentations

≪嘆き≫
オレリーと庭師が去ると柱が上に上がっていき、そこに隠れていた女性4人が登場。黒く透けるチュールのような素材のスカート、上半身はウエストに向かってきっちり絞られたボディス。
内省的な雰囲気です。ひとりが床に崩れ這って移動。残りの3人も倒れ、また全員で立ち上がって踊ります。
このあたりは何を言いたいのだろうと釈然とせず、照明の暗さもあって少々中だるみの印象を受けてしまいました。

10 Allegro di molto from the Divertimento in B flat maj. K137
Ardeur

≪熱情≫
マッシモがひとり出てきて踊り始めます。ベストを脱いで黒パンツにブラウス姿。何かに駆られているかのような踊り。もうひとり男性が出てきて二人で踊り、更に奥に二人、マッシモたちがはけるとまた二人、というように入れ代わり立ち代わり。
ここの踊りは床には下りませんが速めでジャンプも入ります。マッシモの動きが実に美しくて見とれていました。決して流されないのです。そして特筆しておきたいのが最後のポーズの静止の見事さ。左脚ルルヴェで軸に、右脚は後ろに上げ、右腕は上に、左腕は真横に。時計の文字盤がいっぺんに3時と6時を指しているかのような形です。
このポーズは何度か繰り返されますが、その度にマッシモの周りだけ時が一瞬止まったかのようでした。23日のほうが安定していて、25日はすこし決めている時間が短かったですけれど。

11 Adagio – Allegro assai della Serenade “Haffner” in D maj. K250
Pamoison

≪失神≫
仰向けに横たわった女性の両腕を男性が引っ張って引き摺りながら次々に登場します。7組が見事に少しずつずれて斜めのライン。全員が登場して位置が決まると男性は踊る。女性は横たわったまま。
やがて女性は先ほどの黒いチュールのスカートで顔を隠す。男性に起こされ、スカートを外されて踊る。
最後は男性の肩にウエストのところを乗せて、二つ折りに担がれて退場。
そこへ下着姿(白いレースの襟飾り付きブラウスに膝までの白い下穿き?)のマッシモが登場。


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バレエ公演感想 | 【2007-11-06(Tue) 22:21:33】
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Le Parc 3.10月23日、25日 スカラ座バレエ公演の印象②
Act 2
Les jardiniers (soundtrack)

庭師4人の踊り。ここは圧巻。何かをひっかいて出しているような音が変拍子のリズムを刻む中淡々と踊るのですが動きはとてもセクシー。エロチックといってもいいぐらい。
指先を5本揃えて口の中に入れる動きや、自分の手首から肘までを人差し指と中指で行進するみたいに辿っていく動き。どう考えても性的欲望を示唆していると感じてしまいます。
スカラ座の4人、ここはとても良かったです。切迫感がありました。

庭師が去るとオレリー以外のドレスを着た女性たちが8人入ってきます。スカートの下に腰の辺りで横に広がるように骨組みが入った大きくふくらんだドレス、頭には帽子やフード。BGMは女性のおしゃべりや笑い声をサンプリングしたもの。庭の中を笑いさざめきながら行き交う女性たちとでも行った雰囲気。
すぐに女性たちは次々と倒れます。陽の光がまぶしいとでもいうような動作をしてからふわっとくずおれる。駆け寄って助け起こす。ご丁寧にも最後は奥から8人で横一直線に並んで前進してきてから全員で倒れます。そこへオレリーが登場。他の女性たちが淡い多色模様のドレスなのに対し、オレリーだけほとんど真紅。模様は入っているけどその真紅が強い印象を残します。

8人の女性たちが去り、オレリーが手を横に広げ肘を曲げ手は上を指し、上体を反らせるポーズ。すこし移動して客席に背を向けぺしゃんと座る。さらに顔をこちらにむけ、頬を床に付けてしばし目を閉じる。このポーズはなんだか共感できるのが不思議です。心が落ち着かないとき、胸元から胃の辺りをさらさないで、丸くなっていたい時がある。床に(地面に)顔を付けるのもなんだか落ち着きます。

先ほどの女性たちがすっかりドレスを脱いで下着姿で入ってきます。上半身にベスト状のものや胸元だけ覆うものをつけて下はペチコート。オレリーは一旦はけます。

4 Rondo from “Eine Kleine Nachtmusik” K 525
Tendres appas

≪柔らかな色香≫
リズミカルに溌剌と女性達の踊り。ここの振付も性的欲望を意識したもの。キビキビとよく動きとても良かったです。
オレリーが再び同じドレス姿で入ってきます。ここで彼女がひとり違っていること、浮いていることが明らかにわかります。女性たちはオレリーをからかうようにとりまき、すれ違い、目の前で踊ってみてさえする。オレリーは当惑しつつも面白そうに微笑を浮かべて眺め、歩いていました。
オレリーが去り、女性達の踊りが終わると男性たちが入ってきます。

5 Andantino in A from the Divertimento No. 11 in D maj K251
Désirs

≪欲望≫
マッシモを含む8人の男性たち、上着を脱いだ状態。四つんばいになって手を突き、膝を引き摺りながらゆっくりと入ってきます。それぞれ柱の影に隠れた女性たちに辿り着くと実に性的な動きのやりとり、絡み合いが始まります。
女性をウエスト辺りで支え、上体をそらさせて顔の辺りから触れるか触れないかの愛撫で下の方までたどっていく。女性がするりと交わし、逆に立ち尽くす男性の肩から胸にかけてなでおろしていく。
リハーサル写真によればマッシモはここでLuana Saullo と組んでいるようです。当然オペラグラス越しにマッシモのカップルだけを注視。なんというか濃厚なラブシーンを覗き見しているような感覚になってしまうほど双方の欲情の交歓なのです。

途中マッシモがルアーナの手を明らかに自分の股間に導きます。内心で「ひえええーっ」と叫びつつ自分もそうされた気にしっかりなってしまうのだから始末に負えません。なんという直球勝負。女性を抱きしめてその背中に手を這い回らせている時があるのですが、マッシモの大きい手、長い指が美しくエロチック。しなやかにゆっくりと、でも十分に欲望は感じさせる。実際に触れられている女性がどう感じるかよりも、見ている方が感じるように意識した動きかしらと勝手に想像。まんまとそのように「感じた」訳です。

2日目にはマッシモの背後にいたMassimo Garon 君が同時に視界に入ったのですが(以下も「マッシモ」はムッルのこと。スカラ座バレエ、「Massimo」が多いので)、ガロン君よりマッシモの方が数倍巧み。なんだろうこの違いは。わざとそうしているのかしら。ガロン君も女性を抱きしめて背中を手が這い回っておりましたが、どこか心ここにあらず、一生懸命そう見えるよう動かしているけどそうは見えない。
これは演出?マッシモの役だけひとつ抜きん出て色男な設定なのでしょうか。他の男性まで観察する余裕はなかったのでなんともいえませんし、「感じる」かどうかも主観的なものですが。
とにかくマッシモが滅法エロチックで参りました。

やがて柱のところで絡み合うのをやめ、それぞれ出来上がったカップルは動き出します。マッシモは嬉しそうにルアーナをお姫様抱っこでかかえて去っていきました。
散々絡み合っておきながら交渉成立(?)しなかったカップルもあり、男性が4人ばかりとり残されます。女性たちに逃げられてしまったらしい。

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バレエ公演感想 | 【2007-11-05(Mon) 00:13:02】
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Le Parc 2.10月23日、25日 スカラ座バレエ公演の印象①
追記を使っても相当長くなってしまいました。まだAct1のみです。
URLを貼るためにスカラ座オフィシャルに行ってみたらいろいろと今風に(この言い方しか思いつかない当たり私もアナログ)変わっていました。
私は慣れてしまっていましたが、すこしは使いやすくなるのではないでしょうか。
ホームページのアドレスを変えたらしく案内が出ます。
まだ探検しきっていませんが マッシモの画像をもっと使ってくれると嬉しいな。。。

キャストは両日とも同じ
A couple
Aurélie Dupont – Massimo Murru
Four Gardeners
Antonino Sutera – Marco Messina – Fabio Saglibene – Matteo Gavazzi
Eight Women
Beatrice Carbone – Lara Montanaro – Monica Vaglietti – Luana Saullo
Serena Colombi – Chiara Borgia – Chiara Fiandra – Antonella Albano
Seven Men
Massimo Dalla Mora – Andrea Boi – Massimo Garon – Daniele Lucchetti
Gabriele Corrado – Christian Fagetti – Gianluca Schiavoni

スカラ座オフィシャルのDecoupage を引いて簡単に流れを書きつつ、感想も加えていきます。

Overture
Adagio from the Symphony No. 36 in C maj. K425 “Linz”

Act 1
Les jardiniers (soundtrack)

女性の声で「あ!」みたいな音も入った音楽というか効果音をバックに、ゴーグルと革エプロンを付けた男性庭師4人の踊り。
来日公演「ドン・キ」でジプシーを踊ってワイルドかつかっこよかったアントニーノ・ステラが入っているはずですが見分けがつきません。2番の深いプリエが多用されている振付なのですが、4人ともしっかり深く、形が揃っていたのはPOBの映像の方でした。雰囲気は出ていたと思います。

1 Adagio and Fugue in C minor K546
Les représentants des deux sexes s'observent

≪異性間の観察≫
オレリーも含めて女性8人とマッシモも含めた男性8人がひとりひとつずつ椅子を引き摺りながら順に登場。
座ったり歩いてすれ違ったりしながら観察が続きます。
レースたっぷりのブラウス、刺繍を施した長いベスト、丈の長い上着、ぴったりした膝丈のパンツ、膝までのクリーム色の靴下、甲に飾り金具のついたかかとの低いパンプスのような靴、上着の袖口からはブラウスのたっぷりしたレースの袖口飾りがのぞく、男性は最初帽子も被っています。的確な画像を探して来たいところですが、とりあえず「ベルサイユの薔薇」の男性貴族を連想していただければだいたいいいのではないかと。18世紀の宮廷貴族スタイルでしょう。

女性は全体的にクリーム色。オレリーだけパンツが真紅。
男性は全体的に黒でマッシモ以外はパンツが赤。マッシモはパンツも黒です。
登場するとマッシモはやたら大きく、オレリーが小さく見えます。予想通りマッシモはこの衣装が滅茶苦茶似合う。髪形はオールバックにして後ろで束ねる形。黒リボンが首の後ろに下がっています。実際にはぴったり撫で付けるのではなく、すこしボリュウムを持たせてスプレーか何かで固めてあったよう。最後まで汗でぴったりと頭に張り付きはしませんでしたから。

男性だけ、女性だけで、さらには同時に(?)ひとしきり踊ります。このあたり正確な順はちょっと自信がありません。
実に無造作に(全編を通して「さあ、動くぞ」という感じでダンスが始まることはない)男性が動き始めます。マッシモは先頭。この人の動きの美しさが健在なのを確認。ふわーっと振り上げられる脚。振り上げられるというより、静かにすうっと上がっていくように見える。腕はしなやかに柔らかく大きく弧を描く。この人のダンスが物足りない人はたくさんいらっしゃいましょうが、私は大好き。まずは、想いが憎しみが、などど考えることなく純粋に動きを楽しめることを喜んで享受しました。視界の後ろに他の男性ダンサーも映ってはいるのですが彼しか見られない。くるりと後ろを向いて後姿を見せつつ踊ることも多くそれがまた楽しい。
しかしここのダンス、踊っている方は実に淡々と動いています。無関心を装っているとでも言うのでしょうか。


“Le Parc 2.10月23日、25日 スカラ座バレエ公演の印象①”の続きを読む>>
バレエ公演感想 | 【2007-11-01(Thu) 00:24:40】
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