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homia

Author:homia
homia(ほみ)
2004年春、山岸涼子の「テレプシコーラ」を読み
同年8月東京バレエ団40周年記念ガラからバレエに通い始める
2006年7月7日ブログ開始

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スカラ座 Gala des Étoiles 出演者が出ました
出ないと嘆いた数時間後には情報がUPされたようです。

スカラ座 Gala des Étoiles

Étoiles
Roberto Bolle
Massimo Murru

International Étoiles
Sylvie Guillem
Friedemann Vogel
Olesia Novikova
Leonid Sarafanov
Principals and Soloists of the Teatro alla Scala

まさかギエムが出るとは!彼女がムッルと踊ってくれたらいいのにーとは思っていましたが、4月23日と25日にマリインスキー劇場に出る予定が彼女のオフィシャルにあったので無理かなあと。(23日はPUSHをラッセル・マリファントと、25日にはロシア・ガラ)
演目は何になるのでしょうか。
2004年12月30日、31日のGala des Étoiles では「マルグリットとアルマン」をギエムとムッルで踊っています。アンソニー・ダウエルも出演。
今回も出るサラファーノフはその時アリーナ・ソーモワと「海賊」だったようです。さらにはウリヤーナ・ロパートキナの「瀕死の白鳥」まで(Archivio La Scalaの過去データより)。なんて豪華。
次は演目の発表が待ち遠しい。

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スカラ座バレエ | 【2011-02-26(Sat) 12:35:52】
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4月の Gala des Etoiles には誰が
Gala des Etoiles

4月27日と29日の2回公演ですが、れっきとしたシーズン演目のひとつ、スカラ座の Gala des Etoiles
単券の発売が28日月曜にせまっていますが、日本時間25日23時現在、ロベルト・ボッレが出演することとスカラ座バレエも出ること、指揮がデヴィッド・コールマンで、特に書いてないので多分オーケストラはスカラ座の管弦楽団。ということしかわかっていません~

各種アボナメント(シーズンセット券)には配分されているらしく、まあ必死に売らなくてもいいのかもしれませんし、まだ不確定要素が大きいのかもしれませんが。ってあと2ヶ月ですよ。4月の終わりならまだどこの劇場もシーズン中だし、魅惑的な出演者は確保できているのでしょーか。スカラ座のことだからなんだかんだ言ってちゃんと決めてくれると推察しますが、いい加減情報を出してくださーい、頼みますよぅ。

スカラ座バレエ | 【2011-02-25(Fri) 23:10:42】
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Milan旅行記 2011年1月(3) Peck Italian Bar
ミラノには何度も訪れているのに、一人旅で夜はスカラ座に行ってしまうことが多く、ちゃんとしたお店でゆっくりとディナーを楽しんだことが実は一度もありません。今後もないような気がする・・・少々さびしいですが、結局のところたったひとつの目的のために出かけていてそれが果たせているのだからいいか、とも思っています。

前回昨年11月のとき、こう何度も来ているのだから自分にとって居心地のいいお店を開拓したほうがいいのではないかと思い立ち、行ってみたお店の1つがここ。
1泊でパリに移動したとか、2泊でベルリンに移動したとか、最近は余裕がなかったので、セルフサービスレストランとかテイクアウトとか、ちょっとの勇気が必要ないところばかりで食事を済ませていました。そうです、ひとりで知らないお店に入ってテーブルに座るのはすこし勇気がいる。たとえ昼間であっても。

スカラ座に近い中心地で行動していることが多いので、ガッレリア内の観光客もたくさん入るお店もありますが、なんとなくそういうところは嫌。自分は観光客に過ぎませんが、そういう相手にすれている対応にあうとがっかりしてしまう。じゃーイタリア語でオーダーして渡り合えよと言われても困るけど。

で、Peck Italian Bar
ペックのお店のひとつです。食料品店の中にあるのではなく、近くの別の通りにあります。
Via Cesare Cantu n° 3 - 20123 Milano

写真がなくて申し訳ありませんが、Peck Italian Bar で画像を検索すると色々出てきます。

入ったところはBarで入り口からまっすぐ奥に進むとテーブルのエリア。
お昼過ぎに訪れるといつも賑わっていて、てきぱきと忙しそうに行き交うカメリエーレたち。少々手持ち無沙汰に入っていくとすぐ気がついてくれて席に案内してくれます。

東洋人、女一人、観光客か

と表情にはまったく出さず判断したカメリエーレは英語のメニューがいいか?と訊いてくれます。
パスタ一皿にお水とグラスワインにエスプレッソで23ユーロぐらい。11月にはそう頼んだのですが、胃の調子が今ひとつだった今回はワインとエスプレッソなしで14ユーロ。
お味はまあまあ美味しい。リーズナブルだと思います。

それより魅力なのはこのお店の雰囲気。カメリエーレたちの仕事ぶりを見ているだけで飽きません。あまりまじまじと見ると、何か?と近寄ってこられそうなので遠慮しながらですが、働く男性たちのかっこよさを堪能できます。さらにマネージャー?というのか、前掛けをせずきちんとしたスーツ姿でフロアを捌いているおじさまがひとり。この方を見ているのもまた興味深い。お客は仕事の日のランチなのか、きちんとしたスーツ姿の男性たち、品のいい老夫婦、買物帰りのカップルと様々。そのマネージャー氏の対応を見ていると常連客はすぐにわかります。親しみをこめて語りかけ、軽くボディタッチ。コートを預かりよい席に案内する。実に自然。では、飛び入り観光客である私の居心地が悪いかと言うとそうではない。

お客たちの様子もまたおもしろい。帰りしなに通りがかったテーブルに知人をみつけそこで長々と話し込んでいたり。ミラノのある種の社会の一端を垣間見る思いがします。

常連客もそうでない客も居心地がよいというのは得がたいこと。
どんどん新しいお店を開拓するより気に入ったところに通う方が好きなので、次回も出没してみようかと思っています。今度はもう一皿頼める体調で(笑)

旅 Milan 2011/01 | 【2011-02-19(Sat) 23:28:52】
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スカラ座が i app を出したらどうしよう!!!
久々にバレエ以外が95%のネタ。

この数ヶ月間ずーっとぐるぐる決断を延ばしていたスマートフォン導入を数日前にようやく果たしました。
4年ほど前に機種変更して以来。そのときは mova → FOMA で海外でも使える機種にして、数ヵ月後に初Milanでした。つまりドコモユーザーです。携帯電話導入以来十数年浮気なし(笑)

決断できなかったのは i-phone のアプリが使いたかったから。
旅に出るのにノートPCを持っていくほどではないので、携帯電話でもっと快適にいろいろとやりたい。
エールフランスもパリ・オペラ座も i app がある。
でもどうしてもどうしても、日本で i-phone を使えるキャリアに移るのが嫌で。
携帯はドコモのままでi pod touch を使おうかな~と考えたこともありました。いっそ携帯電話2台かとも?
しかしコストが嵩むし荷物も重くなる。
やっぱりこだわってないでキャリアを変えてしまうか?
3つの案を行ったり来たり。ぐーるぐるぐる。

で、ようやく機が熟したのか、導入するならMilan行きの前にすればいいのに、帰って落ち着いてきてようやく腹が据わり(おおげさ)、GALAXY-S を買いに行きました。
おサイフケータイもワンセグも要らないので、画面が綺麗ですっきりしているこれがいいなと。
実は昨年10月末の発売の時に予約まで入れていて、約1ヵ月後にやっと入荷(いったいどれだけまわしてもらえないショップなんでしょ)したのですが、見送ったという前科あり。
ぼちぼちこういうテクノロジーについて行くのに腰が重くなっている、好奇心一杯でさあ使い倒すぞーというタイプではないので、先行するユーザーの方々の情報をありがたく頂戴しつつ、遊ばれながら楽しくいじっています。

そしてやっぱり判明。エールフランスのモバイルサイトは使えない。FOMAのときも使えなかったけど。
FacebookによればAFは新しいアプリを出したそうで。i-phone と Blackberry 向け。しくしくしく。まあ、使えないのを承知でAndroid携帯にしたのだから。
ではAndroidのエアラインアプリはどんなのがあるのかしらんと検索してみる。
デルタ、アメリカン、コンチネンタル、アシアナ、マレーシア、オーストリア、中華航空、他にローカルライン、そしてJALの国内線。うーむ。ヨーロッパ系のメジャーはないようです。
要するに企業がスマートフォン向けアプリを開発するならまず i app からなんでしょうね。JALは i もまだ国内線どまりのようですが。
OSとしてAndroidのシェアは上がってきているらしいので、そのうち出来ることを控えめに期待しておくことにします。

でもでも表題のようなことになったら!touch とか pad とか血迷うような気がします。
PCもずっと窓で携帯音楽プレイヤーすら使ったことがない、林檎未経験者なのですが、これだけ普及しているのを見ると、何か使ってみたい、というか使っておいた方がいいのかしらんとも思ったりしています。いちばん手っ取り早いのはnano あたりでしょうかねぇ。

ただの日記 | 【2011-02-17(Thu) 00:24:51】
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Milan旅行記 2011年1月(2) Museo del Novecento(20世紀美術館)
2010年12月にオープンしたばかりという現代美術館に早速到着した日に行ってみました。
参考にした情報はこちら。
ジャパンイタリア・トラベルオンライン 私の住む町Travel案内 Milano
美術館についての詳しい説明はそちらを読んでいただくとして。

入り口の看板
P1000969_convert.jpg

ドゥオモ広場から見た建物(左)目玉らしいフォンターナのネオン管が最上階にかすかに見えます。
P1000958_convert.jpg

その位置で左を向くとドゥオモ
P1000960_convert.jpg

2月一杯は無料だそうで、ありがたく眺めてきました。平日昼間でしたがけっこうな人が訪れていて、年代は学生ぐらいから年配の方々までいろいろ。
現代美術に限らず美術方面は詳しくなくて、オンチぶりに若干のコンプレックスすら持っているのですがけっこうおもしろかったです。翌日出かけたアンブロジアーナ絵画館の宗教画攻めより余程楽しめる。
といってこれが、誰の、というのを紹介できないのですからやっぱりオンチ。

ひとつ印象に残っているのは、通路の先のパラッツォ・レアーレ館にあった照明をつかった参加型展示。黒い大きな箱があってその前にはテーブルとノート。署名をしないと入れないのです。名前と生年月日と今日の日付とサイン?ぐらいだったと思いますが(イタリア語でしか書いてない)、なんとか書いて入ってみました。中は暗く、オレンジや緑に黒のチェックみたいな中を照明がゆっくり動いて空間を照らし不思議な感じ。黒い箱を出ると続きがあって、細長い通路だったり、斜めになっていたり。それぞれ中では光と影が操られ不思議体験ができます。都合3つぐらい入れる空間があったでしょうか。私の前に入ったのがイタリアのミドルティーンぐらいの男の子で署名した時に名前を見ちゃったのですが(ゴメンネ)Giuseppe君でした。ちゃんとクラシカルなイタリアの名前の子だなーと思いつつ、同じ空間に入るわけですからなんとなく顔を見合わせたりすることもあり。ここでイタリア語が出てくればいいのでしょうけれど。

ドゥオモ広場が見渡せるテラスのあるレストランも併設されていて、翌日ランチをしようかと再訪したのですが金曜日の午後のせいか一杯であきらめました。ガッレリア側と反対側の少し高いところからドゥオモを眺められるのも新鮮で、また行ってみてもいいなあと思っています。

旅 Milan 2011/01 | 【2011-02-12(Sat) 21:37:03】
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Milan旅行記 2011年1月(1)
このところ旅のことをちっとも書いていませんでしたが、すこし書いてみようかと思います。いつも出かける前と帰ってきてからに余裕がなく、書きたいなあと思っているうちに時が経ってしまうのですが、今回は帰国後の予定がいい子ちゃん月間となっておりまして。要するに観に行くバレエ公演がない。スカラ座でムッルの舞台を観てきたらしばらく日本での鑑賞を控えよう、ここ1年ぐらいそう思うようになりました。ゆっくり余韻を味わっていたい、他のものを入れたくない。しばらくと言ってもまあ半月から1ヶ月程度、実際にどうしても観たいと思うものがあった行っちゃうでしょうけれど。
それと同じことが行く前にも言えて、何故か出発前に日本での公演が集中する傾向が続いているのですが、これまたスカラ座でムッルを観たら最後、印象が薄くなってしまう。今回はベルリン国立バレエが、前回は合同ガラが忘却とは言わないまでも遠くなってしまいました。

今回はずっとミラノにいたのでこれといった話題もないのですが、写真も入れながらちょこちょこといきます。

まず、今回初めて羽田発JAL便を使ってみました。深夜1時30分発、朝6時20分 パリ シャルル・ド・ゴール(CDG)着のスケジュール。
ミラノへの成田からの直行便は今やアリタリアだけ、それもミラノ着が夕方の18時過ぎますし、毎日飛んでいるわけではありません。20時開演のスカラ座であっても、この直行便で着いた日に鑑賞するのはかなりリスクがある。安全策をとるならもう一日余分に休まねばならない。と言う訳でこれまでずっと成田21時55分発のエールフランスでパリに飛び、乗り継いでミラノ、というルートを使ってきました。これなら午前中にはミラノに着いて、夜の公演にそなえて休息をとることもできるし、仕事を終えてから出かけられるので好都合なのです。
ところがこの便利なエールフランスの夜便、所要時間が14時間超と長い。成田とCDGの発着可能時間に合わせて出られるぎりぎりに出て、入れるいちばんに入る、という設定になっているらしいのです。毎回人気もまばらなCDGに早朝4時過ぎについて、乗り継ぎのターミナルのセキュリティチェックが5時ぐらいに開くまで、空港職員の通勤してくるのを眺めながら待っている状態。
今回の羽田便は所要13時間弱。そこには1時間半ぐらいの差がありました。

P1000948_convert.jpg

これはCDGの2Fターミナル(ミラノ行きが出発)のセキュリティチェックを入ったところにあるラデュレのお店。
帰りの2Eターミナル(日本便発着)にあったらマカロンを買い込むところでしょう。

さて、羽田便を使ってみてどうだったか。
次も必ず羽田便を使いたいかと言うとそうでもない。確かに身体はすこし楽でした。けれど自宅が羽田にそう近くなく、仕事が終わるのが遅いわけでもない私には出発までの時間をどう過ごすかが難しい。これは慣れの問題ですが、すっかりAF便の機内スケジュールに馴染んでいるので、違うテンポに少々戸惑いも覚え。さらには客室乗務員の距離感がAFの方が好みです。
今回はAF側からの予約でしたが、WEBチェックインが使えなかったのが不便でした。もうひとつJALの方が機内持込制限が2キロも少ない(10キロ)。短い日程なら荷物はすべて機内に持ち込むことにしているのでこれは痛い。羽田からJALが深夜便を飛ばすなら、マイルをJALに集中しようかとも思いましたが、やっぱりAFから離れられないようです。今回のスケジュールを調べていた時には特にJALの方が安いと言うこともなかったし。

ちなみにJALでは最初に飲み物とリフレッシュメントとして小さな蒸しパンが2つ出て、6時間後ぐらいに大きなお食事、さらにその3時間強後に朝食のクロックムッシュが出ました。さすがに深夜1時30分発では最初に食事は出さないのですね。ボリュームは日本人仕様でちょうど良かったし、お食事は繊細でおいしかったです。
AFの場合は最初が大きな食事(つまり夜中の12時すぎにしっかり食べることになりますが)、着陸の2時間ぐらい前に朝食でその間には軽食をギャレーにもらいにいくこともできます。全員分はないようですが人気はミニ・カップヌードル。私は食べたいと思わないのでカップヌードルをもらったことはありません。食事は味もヴァリエーションも充実している方ではないかと思いますがボリュームは欧米人向き。
最初はよくわかっていませんでしたが、アリタリアで帰ってきたこともありますし、友人の話を聞いたりすると、どうもAFはエコノミークラスのサービスレベルに余裕があるようですね。

さすが日本の航空会社、日本語で見られる映画が多いわと思いつつ、機内は寝る!を今回も実施してしまいました。

旅 Milan 2011/01 | 【2011-02-11(Fri) 23:44:20】
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スカラ座オフィシャル「マノン」リハーサル映像など
マノン ページのヴィデオ

ちょうどミラノに移動した頃にUPされていたようです。
ボッレとノヴィコワのリハーサル映像など、と友人のところで読み、向こうにいるときは見られる環境になかったし、帰ってからは書き上げるまで他の人が踊っているのは見ないと思ってほったらかしていました。
ようやく無駄に長いものを書き終わって昨日見てみたら!

ムッル、語ってます。かなりたくさん。

リハーサルはボッレとノヴィコワの寝室のPDD、ムッルとソアレスの第1幕最後(マノンがGMと去った後)、ノヴィコワとゼーニ(レスコー)とブライアン(GM)、更に第3幕冒頭娼婦たちのところがほんの少し。

例によって本番前のまだヒゲを落としていないムッル。
イタリア語でそう語られてもお手上げ。英語ならまだ想像力で補って大意を取るぐらいは繰り返し聞けばなんとかなりそうですが・・・

英語も勿論ままならないけれど通い始めて早4年近く、イタリア語にもう少し仲良くなっておいたほうが良かったかな~

スカラ座バレエ | 【2011-02-07(Mon) 21:32:01】
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ミラノ・スカラ座バレエ「マノン」1月27日、29日(3)
Manon201101_2.jpg

第3幕
ニューオーリンズの港。
降ろされた娼婦たちの踊り。弱い。動きが小さく中途半端に感じる。
看守はジャンニ・ギスレーニ。苦みばしったちょっと怖い感じの風貌で演技力もある彼にはぴったり。
デ・グリュが先に船を降り、マノンも続く。第1幕の登場のとき、マダムのサロンに登場したときと同じマノンのテーマが流れる。髪も切られぼろぼろのなりをして打ちひしがれていても、マノンはまわりの男を魅了する。早速看守の目に止まりちょっかいを出されるマノンを前に無力なデ・グリュの踊り。彼には最早マノンを心配すること、そばについていることぐらいしか出来る事がない。彼の変わらぬ愛と無力さに打ちのめされる。

看守に連れて行かれ対峙するマノン。拒絶は強いがやがてねじ伏せられる。マクミランに特有の性的暴力性の強い場面。わかっていてもやはり戦慄が走る。ここの旋律が煽るものでなく静かな悲しさを湛えたものであるのだけが救い。ギスレーニはやりすぎでなくてホッとする。十分に欲情と暴力と権力の行使を感じさせるものではあったが。ギエムは反抗するところが強い。
ブレスレットを与えておまえは娼婦だとつきつける残酷さ。ブレスレットにおびえるマノン。
娼婦の扱いを受けたことが、なのか、ブレスレットだからなのか。そこがまだよくわからない。両方なのか。マノンにとってブレスレットというものはGM、殺されたレスコー、今の自分につながる象徴的なものなのか。

かけつけたデ・グリュはマノンに再び言い寄っている看守を認めて逆上、ナイフを出して後ろから彼を突き刺してしまう。殺意があったというよりただ目の前のことに我を失っただけで、すぐに我に返りナイフを取り落とし呆然としつつ踊る。まるで救いを求めるように。
先に現実を直視したのはマノンの方で、デ・グリュが落としたナイフを拾い上げデ・グリュに示し、動かぬ看守を確かめ、逃げ出すことを促す。デ・グリュもうつぶせに倒れていた看守を仰向け、動かぬことを確認してから逃げ出す。この短い間にマノンがデ・グリュに何故、刺してしまったの?と責めているのを感じるのだがどうなのだろうか。ここではマノンの方が余程しっかりしている。

沼地。横たわる二人の向こうを行き過ぎる人々のことは見ていなかった。
マノンをそっと横たえ、うなされ続け時に何者かにおびえのがれようもがく彼女に絶え間なく優しい愛撫を与え抱きしめ守ろうとするデ・グリュ。ここのムッルは感動的だ。
最後のPDD。目に力なく表情が読み取れない、憔悴しきったギエムのマノン。踊りだけは脱力が効いていながらもクリア。初日の方が力なさが際立ち、2日目の方が力を感じた。2005年のスカラ座の公演ではここでギエムの落下(つまりムッルが落とした)があったので初日はすこし心配しつつ。リフトは両日とも破綻せず、きっちりと決まっていたと思う。よろよろと先も見えていないような状態になりながら、最後はデ・グリュの元に走って頼っていく、身を預けるマノンととればいいのか、他に選択肢がなかったととればいいのか。そこはまだ迷っている。

ノイマイヤーの「椿姫」で愛するデ・グリュの腕の中で息を引き取るマノンと、ひとり死んでいくマルグリットを対比させているように、確かにマノンは自分をどこまでも愛してくれるデ・グリュの腕の中で死んでいく。それはマノンも望んでいたことなのか。マノンもデ・グリュを愛していたと思うけれど、二人のそれはすれ違っているようにも感じてしまうのだ。
マノンは死んでいく、自分には何も出来ない。これからはもうマノンは共にいない。デ・グリュの嘆きはわかる。あれほど愛したマノンが最後は自分の腕の中で死んでいく、それはデ・グリュの不幸で幸福ではないかと思ってしまう。

ギエムがだんだん意識のはっきりしなくなる状況を抑え目に演じていたのに対し、ムッルの没入振りは凄まじかった。初日の最後の最後、もう動かなくなってしまったマノンを横たえ確かめた音楽の高まりの中に人の声が混じっている。え?と思ってすぐにわかった。ムッルが声を上げて泣いているのだ。初めて聞いてびっくりした。まさに絶叫。天を振り仰いでいる中に幕がおりていく。
2日目はもう、立ち上がって踊りだすところで顔が歪み泣き出しているのがわかってしまった。彼は2時間40分の間夢中でわき目もふらずにマノンに恋し、愛をささげ、今その死に直面して身も世もなく泣き叫ぶ。2日目も最後に横たえたところで号泣し、天を振り仰いで再びマノンに身を伏せていくところで幕。この2日目の最後は容赦なく胸を打った。

こういう物語バレエの悲劇的エンディングでは、それがムッルの舞台であればなおさら最後に向けてぼろぼろに泣いてしまうのだが、今回はそれほど泣かなかった。デ・グリュの悲しみには同調しつつ、どうしてもマノンはどうなのだろうという意識が残ったからかもしれない。泣かないでしっかり目に焼き付けなさいと自分を叱咤した部分もある。
明確なひとつの答えのようなものをもらったわけではないけれど、ギエムとムッルの踊りと演技のクオリティ、その生き抜く様、伝える強さにおいて大きく心動かされた2回の公演だった。
他のスカラ座バレエに関して言えば物足りなさが残るけれど、二人を見るだけで補って余りある。

しかし依然としてマノンはミステリアスだ。


カーテン・コール、その他
まず第1幕のマノン登場のところからしてすごい歓声。スカラ座の観客たちも、ギエムを観るために世界各国から集まったらしいファンたちも、彼女の登場を待ちわびていた様子。大きな拍手とさらに声がかかります。スカラ座では登場拍手がないこともあるし、あっても控えめなのでこれは破格です。
マノンとデ・グリュのPDDが終わるたびにこれまた大拍手とブラボーがかかりました。第2幕のマノンのソロの後も凄かったです。
終演後のカーテン・コールもまた大喝采。こちらのアンコールは日本ほどしつこくないので、大体2回ぐらいであっさりと客電がつき皆帰っていくのですが、今回は違いました。2回は呼び戻し、最後は客席がこうこうと明るい中で再度二人を呼び戻すと言った具合。勿論全員がそれに従っているわけではなく、帰っていく人はたくさんいるのですが、平土間前方に集まって立ったまま熱心に拍手を送り続ける人たちの群が。日本よりは少ないけれど。そして普通ならこれで終わりの2回の後、手拍子を揃えて一度呼び戻したのが初日でそれが2回に亘ったのが2日目でした。

両日とも幕がおりてから最初に二人だけで向かえるカーテン・コールではまだ現実に戻って来られないムッルを見出しました。
いつも子どものように無垢な心からの笑顔を向けているギエムのカーテン・コールはとても好き。すべてを悔いなく出し尽くした人にのみ許される笑顔ではないかと思うのです。
ムッルもまた満ち足りた良い表情をしていました。ファン冥利に尽きる幸せなひとときでした。

公演感想2011 | 【2011-02-06(Sun) 08:01:12】
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ミラノ・スカラ座バレエ「マノン」1月27日、29日(2)
第2幕
マダムのサロン。レスコーと連れ立ってデ・グリュが登場するまではどうにか群舞を見ていたが、どうも集中力を欠く。それはマノンとデ・グリュにとっておきたいからだ。
マダムはシモーナ・キエザ。悪くはないけれど少々大げさなようにも思う。レスコーの愛人のサブリナ・ブラッツォと印象が似ている。オーバーアクションで色気が過剰。英国ロイヤルバレエ流の裏付けのしっかりした演劇的な表現の方が好み。
スカラ座の群舞は女性の方が弱く感じる。ロイヤルバレエの映像や、2005年の来日公演が残像としてあるけれど、もっとクリアで動きが大きかったと思う。
つまりは男の子しか見ていないのだろうと言われれば返答に窮するが、3人の紳士などは悪くない。マッシモ・ガロン君真ん中で健闘。

レスコーとデ・グリュがやってくる。二人とも美しい縫い取りのある上着。マノンをGMに渡すことで得たお金のもたらしたもの。レスコーは相当に出来上がっていて、剣を預けてからふらふらと踊り始める。デ・グリュはずっと心配そうに見守っている。勿論女たちはほっておかない。入れ替わり立ち代わりちょっかいを出しに来るが、デ・グリュは相手にしない。2005年はひたすら拒絶の印象があったが、その時よりかわし方がやわらかくなった。決して相手にはしないが、時にはほんのり笑顔すら見せる。酔っ払いなんか放って置いてもいいのに、なんでデ・グリュはここでこんなにレスコーのことを心配してやるのだろう。実はちょっと不思議に思っている。でもレスコーとその愛人の踊りの見せ場である方は見ずにデ・グリュばかり見ていた。ここから先、マノンが登場してもずっと彼からは目を離すことができない。

マノンがGMに連れられて上手奥から登場。マノンが登場しまわりを魅了する時のあのテーマが流れる。オレンジ色を基調にしたコート。その下は黒と金のゴージャスなドレス、首でしっかり存在感を主張する首飾り。コートを脱ぐ動きすら周りを圧して存在感を放つ。その場にいる誰もが彼女から目を離せない。
デ・グリュは下手に立ち尽くして見つめる。どうしていいかわからない。それでも彼女を見つめ続ける。

立ち尽くすデ・グリュをからかうようにレスコーの愛人が踊った後は3人の紳士が踊り、マノンのソロへ。
実に軽やかに音楽となってギエムは完璧に踊りきり、大喝采を浴びていた。あまりにも易々と戯れるように一気に踊りきってしまうので、あっと言う間。終わったところで我に帰ってあまりのレベルに舌を巻く。マノンが踊る間もデ・グリュはぶしつけと言っていいぐらいに見つめ続け時にかなり近づく。マノンは避ける。そういえばこの作品中マノンのソロは多くない。ここのソロがいちばん長いのではないだろうか。つまりいつも誰かにサポートされている、マノンとは男たちの手から手へと移っていく存在ということなのか。

ソロが終わるとすぐに、文字通りサロンの男たちに次々とサポートされ、高く低く空を舞うシーンが続く。最初にサポートを始めたのはエリス・ネッザ。彼はキャスト表に名前が出ておらず、他のシーンでも見かけなかった気がするので、このシーンのみギエムのサポート要員としての参加か。ネッザは背が高いのだ。他にサポート頻度と難易度高しと見られたのはガロン君。2日目にそのことに気づき、思わずガンバレと思ってしまった。
デ・グリュは何度も彼女のサポートに加わろうと試み、実際に支えもするが必ずマノンの拒絶にあう。ギエムのマノンは当惑を隠さない。男たちの間を舞っている時は、そういう自分に酔っているようには見えず、どちらかというと表情は抑え目。男たちに賛美され次から次へと違う手に委ねられていくことをただ確認しているように見える。その心に何があるのかはわかりにくくミステリアス。隠さないのはデ・グリュに対する当惑だけだ。

最後は椅子に腰掛けるGMの元に跪くように着地して終わる。するとGMが新しいブレスレットをはめてやる。自慢の愛人が男たちに賛美される魅力を撒き散らしてその場を支配したことに対する褒美のように。新しい美しい宝物を得た瞬間、マノンの目は輝き子どものように無邪気に喜ぶ。GMに甘えかかり、杯を上げる。そこにデ・グリュが闖入。勿論相手にされず、GMには空のクリスタルのボトルを渡され、酒を持ってこいとまるで下僕の扱い。マノンも相手にせず依然として当惑を隠さない。
ここに至るまでに既にマノンから拒否され、彼女を運ぶ男たちの群にも居場所を得られず、十分に傷つき誇りをずたずたにされているはずなのに、まだここでマノンに近づかずにはいられないデ・グリュ。それほど彼のマノンへの想いは強く断ち切りがたいものなのか。

サロンは酔っ払い集団と化し、一同が別室に一旦引き上げる。デ・グリュはマノンを追い、マノンはうまくGMから離れてなんとなく残る。
言葉にならない、整理もつかないただただ苦しい思慕を狂おしく伝え、身を投げ出すデ・グリュのソロ。ここの旋律が、二人が初めて踊ったPDDのものと同じ。まさに捨て身の激しさに胸をえぐられる。ここのムッルもとても良かった。私が見ているのはムッルではなくまさにデ・グリュでしかない。マノンは当惑のまま、首飾りとドレスを指し示しさえする。私にはこれが必要、困らせないでと。それは今のデ・グリュにはかなえてやれないもの。マノンもデ・グリュに心を動かされていないわけではない。それでも彼女には快適で裕福な暮らしの方が大切。デ・グリュを愛している、でも金ナシの彼の元に戻ってもどうにもならないと自分でわかっているのか。

さらに深く傷つきひとり残されたデ・グリュのソロ。マノンにそこまで冷たくされてもあきらめきれない。苦しい胸の内とあふれるようなマノンへの想いが綴られる。冷静で合理的な判断など髪の毛一筋も近寄る隙がない。ここまでくると感動的でさえある。ここも良かった。何度も繰り返し現れるデ・グリュのアラベスク。長いムッルの脚が水平に伸び、手を差し出す、絶対的なマノンへの愛と絶望。

マノンがレスコーと戻ってきてカードを渡し、いかさまをそそのかす。GMから巻き上げて逃げようと言う訳。GMから何がしかのものを奪えたところで、根本的な解決にはならない、つまりマノンという女は無尽蔵にお金が必要だと思うのだが、この刹那的で浅はかなたくらみにマノンが同調するのがどうもよくわからない。十分なお金さえあれば愛するデ・グリュといる方がいいに決まっているけど、それほど先のことまでは考えないということなのか。現実的で一応堅実な生活をおくっている普通の自分には理解不能。それがマノンと言う女なのか。時代も違うことだし。

ロイヤルバレエのときのいかさまは上着の袖にカードを仕込んでおくやり方だったが、今回はさらに大胆に座った太腿の下にカードを隠している。
デ・グリュはけっこう愉快そうな表情を見せる。マノンのためなら何でもやってしまうのを見せ付けられる。モラルも何もない。
事実が露見しGMと争って負傷させた挙句マノンとデ・グリュは逃げる。残されたレスコーの、倒れたテーブルの陰におびえるように身を伏せてGMを見上げるまなざしが痛々しく印象に残る。

元のデ・グリュの部屋。逃げ出す仕度をするデ・グリュに黒のドレスを身にあてて入ってくるマノン。振り返らない彼にドレスを捨てて近寄り甘える。仕度をしなくちゃと最初はあまり相手にしてやらないが、デ・グリュがかばんに入れたものを出してしまうマノンのいたずらにあい、戯れが始まる。再びの甘美なひととき。GMの鼻を明かし、もらうものはもらって逃げてきた、これからマノンと暮らすのだという自信がデ・グリュには見える。素直に甘えてくれるマノンがいとおしい。ムッルは実に甘くて優しい、自らも息を吹き返したような表情を見せて見る者にせつなさを呼び起こす。
ひとしきり戯れた後、マノンがベッドの支柱に高くさし上げた腕にブレスレットを認め、デ・グリュは詰め寄る。きれいなもの、美しいもの、豪華なものが大好きなマノン。彼女はそういう女なのだからつけさせておけばいい。持っていれば困窮した時にはお金にも出来るだろう。などと私は合理的に考えてしまうのだが、デ・グリュはそうではないらしい。サロンで嘲弄された、マノンがGMのものだった象徴のブレスレットだ。どうしても我慢が出来ないのは当然か。
しつこく外すことをうながすデ・グリュにマノンもまた執拗に言うことをきかない。なんで?気に入ってるんだもん。きれいでしょ。嫌よ。どうして?絶対嫌よ。外さない。
2005年に見たときはここのムッルが暗く怖くて圧倒された。今回はそれほど暗い情念ではなかったが、だんだんに執着が強まっていき、何が何でもはずさせてしまいたいという我を強く感じさせた。ギエムは力で対抗するのではなく最初はからかうようにかわしながら、でも外さないという意志は強い。
最後はデ・グリュが力でねじ伏せてブレスレットを引き剥がし投げ捨てる。うずくまるマノンの顔は納得していない。驚きおびえている。ブレスレットを奪われたこともショックだが、おそらく初めて自分に手荒な振舞いをしたデ・グリュにより衝撃を受けている。そこにGMがレスコーを連行してやってくる。

両腕をつながれ、力なくおびえて小突き回されるレスコー。マノンを守ろうとするデ・グリュ。撃たれたレスコーの手と胸に広がる真っ赤な地の色。高らかに哄笑するGM。激しくレスコーにすがり泣き崩れるマノン。その後ろに呆然と立ち尽くすデ・グリュ。

公演感想2011 | 【2011-02-05(Sat) 23:08:18】
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スカラ座・バレエ「マノン」の写真が出ました
スカラ座オフィシャル「マノン」ページ

ムッルの踊っている最中の写真はありますが、ギエムのは“踊っている”のはないようです。

さらにこのようなありがたいものも。寝室のPDDです。
http://www.youtube.com/watch?v=X2ie-u6eNdA

ちょうど今頃、スカラ座ではギエムとムッルの最後のステージが進行しているはずです。

スカラ座バレエ | 【2011-02-03(Thu) 05:41:53】
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