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Author:homia
homia(ほみ)
2004年春、山岸涼子の「テレプシコーラ」を読み
同年8月東京バレエ団40周年記念ガラからバレエに通い始める
2006年7月7日ブログ開始

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新国立劇場バレエ アシュトン版「シンデレラ」12月3日、5日 オペラ劇場
キャスト(3日、5日)

シンデレラ:小野絢子、長田佳世
王子:山本隆之、福岡雄大
義理の姉たち:マシモ・アクリ&高木裕次、マイレン・トレウバエフ&堀登
仙女:本島美和、湯川麻実子

父親:石井四郎
ダンス教師:グレゴリー・バリノフ、吉本泰久
春の精:西山裕子、丸尾孝子
夏の精:西川貴子、本島美和
秋の精:高橋有里、米沢唯
冬の精:厚木三杏、寺田亜沙子

道化:八幡顕光、グレゴリー・バリノフ
ナポレオン:吉本泰久、八幡顕光
ウェリントン:市川透、小笠原一真

王子の友人:芳賀望、江本拓、菅野英男(両日)
古川和則(3日)、輪島拓也(5日)

指揮:デヴィッド・ガルフォース
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

「シンデレラ」の音楽は美しく物悲しくとても好き。アシュトン版「シンデレラ」はとても素晴らしい作品だと思うけれど、続けて2回観ると少しくどく、物足りなくも感じるのが前回でわかったので、当初は5日のみ1階席真ん中を確保。新国立劇場バレエ団の女性ダンサーで主演を観たいと思うのは、川村真樹さん、小野絢子さん、長田佳世さんの3人。次の「ラ・バヤデール」でもそれぞれニキヤ、ガムザッティと活躍が楽しみですが、長田さんの主演は逃したくないと5日を最優先。
脇のキャストが出てからやっぱりアクリ&高木さんの姉たちと、小野さんのシンデレラ、四季の精のファーストキャストも観たいと4階席を追加。4階席正面は初めて上がりましたがかなり怖い。最前列で既に何人か座っているところを自分の席まで行く時など足がすくみました。端じゃなかったら早く席に着かなければダメだとメモメモ。

タイプこそ違え、シンデレラ二人はとても素晴らしかったです。小野さんの軽やかで音楽を感じさせてくれる踊りはとても魅力的。とても安心して見ていられるクリアなステップ。可憐なシンデレラでした。
長田さんもテクニックは万全。くっきりとメリハリの利いた踊りはKバレエの頃から好きでしたが、腕の動きも大きくしなやかで美しい。すこし大人っぽいシンデレラで内に秘めた情熱と芯の強さを感じさせる。

王子との関係、二人が惹かれあい寄り添っていく様子は小野&山本組の方がより自然に感じることが出来ました。ヴァリエーションでは物足りなさを覚えてしまうこともある山本さんですが、サポート万全、王子っぷり、愛情表現の細やかさはやはりプリンシパル。とても素敵でした。王子はこうでなくては!
福岡さんは経験値の差なのか、長田さんとの相性なのか、ヴァリエーションではなかなかうっとりさせてくれるのに王子らしさ、シンデレラへの愛情ともに物足りない。おとぎ話ですからそんなにリアルでなくてもいいけれど、もうすこしシンデレラと王子の愛を感じたかったです。レヴェランスやカーテンコールでのパートナーへの配慮もまだ発展途上なのかなと思いました。

義理の姉たち。アクリさんは2005年に新国立劇場バレエの「眠り」でカラボスを演じていて、それがもの凄く印象に残って大好きで、いつか彼をまた観たいとずーっと思っていたのです。やっと果たしました。隙なくばっちりしっかり演じていて細かくて、でも憎めなくて。軽みのあるところが素敵。怖いのに憎めない。これはカラボスがまさにそうでした。印象に残ったのはダンスの練習をするところ。ヴァイオリニストが二人扮装して舞台に上がって弾いていますが、男性姿のその二人のお尻をちょろっと触りに行ってました。ひゃーセクハラ義理の姉。実際にはヴァイオリニストさんたちは多分女性で・・・と考えるとなにやら二重にひゃー、でした。全然嫌な感じじゃないんですが、その手もありか、やるなあ!という感じ。
高木さんの恥ずかしがり屋の下の姉は前回ブラヴォーだと思ったのですが、そのまま健在。どこかかわいいんです。上の姉が暴走してやりすぎるぐらいなので、このとぼけた感じが必要。

そして何と言ってもマイレン・トレウバエフ!数日前には王子を踊っていた人が(おそらく王子ぶり、愛情、ヴァリエーションのうっとり、サポートの完璧さすべてにおいて最も満足させてくれるのはこの人)、義理の姉です。これまたしっかりばっちり見せ場満載で楽しませてくれました。こういうふうに舞台の上で徹底して演じ、本人もそれを楽しめる、客席とキャッチボールが出来る人って最高。彼は美しいバレエ・ダンサーだけど根っからの舞台人だと思います。
この義理の姉たちはボケとツッコミですから、上の姉が暴走するならそれを上手く受けられる妹がいなくてはならない。堀さんもときに独特の間をかましながらマイレンのツッコミをしっかり受けていました。

他の役もそれぞれに面白く見応えあり。吉本さんはダンス教師でもナポレオンでも吉本さんここにあり!という感じだし、バリノフさんの弾むボールのような可愛く明るく楽しい道化がとってもよかった。八幡さんはナポレオンがいい味。市川さんのウェリントンもとぼけて慇懃無礼でちょっと口をへの字にしてるような存在感がなんともおかしい。

王子の友人。カツラとメイクがしっかりなので4階席からの識別には少々手間取りましたが、このあたりの男性ソリストが充実したんですね、新国立。2日とも4人それぞれが遜色なく踊りで見せてくれました。
勿論5日は輪島さんしか見ていませんでしたが。輪島さんが新国立に入団してから、他にもたくさん踊れる方々が入ってきて男性陣の層は厚くなりました。埋もれてしまわないかしらと少々余計な心配が時によぎるのですが、ちゃんと素敵、踊りも引けをとってない、同じように踊って並んでいればやっぱり彼が好きだなあと確認した次第。

観終わってやっぱり、シンデレラはしばらくいいかなあと思っているところもありますが、2日ともとても楽しかったです。

そうそう!忘れていました。星の精。2日とも大和雅美さんばっかり見てました。どうしてこの人の踊りはこんなに気持ちよくスパっと飛び込んできて目が離せないんでしょう。音楽なんですね。腕と肩と上体の表情が美しい。

やはり新国立劇場バレエには新国立の魅力がある。シーズン最初の演目を見逃したのが悔やまれます(合同ガラ後ミラノ行き前で気持ち体力とも追いつきませんでした)。

公演感想2010 | 【2010-12-07(Tue) 22:34:11】
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