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homia

Author:homia
homia(ほみ)
2004年春、山岸涼子の「テレプシコーラ」を読み
同年8月東京バレエ団40周年記念ガラからバレエに通い始める
2006年7月7日ブログ開始

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ボリショイバレエ「スパルタクス」2012年2月1日 東京文化会館
音楽:アラム・ハチャトリアン
振付:ユーリ・グリゴローヴィチ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督・共同制作:ゲンナージー・ロジェストヴェンスキー
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

スパルタクス:パーヴェル・ドミトリチェンコ
クラッスス:ユーリー・バラーノフ
フリーギア:アンナー・ニクーリナ
エギナ:マリーヤ・アレクサンドロワ

風邪をひき始めており若干集中力を欠いたのですが、とても楽しくあまりの群舞の迫力に疲れてしまうほどお腹一杯になりました。

なんといっても抜きん出て輝かしく圧倒したのはアレクサンドロワのエギナ。隙は微塵もなし。隅々までエギナでした。強く野心に満ち妖艶で人の心を読み操るのに長けている。エギナがスパルタクスからの離反者たちを誘惑するシーンでは、子どもに見せちゃうのはどうかしらという扇情的になまめかしい動きもあり。ゾクゾクしました。あそこまで強く男を踏み台にしていく女にはちょっと憧れる。
悪役側かもしれませんが、その存在の仕方に説得力があります。バラーノフのクラッススが小物で虚勢を張っていても自信のなさや弱さを内包している、そちらに重点を置いた感じだったので、その強さが際立ち、またそれでバランスが取れていると感じました。

またアレクサンドロワの踊りが凄かった。クラッススとユニゾンで跳ぶ箇所があるのですが、バラーノフに引けを取らないどころかついつい目は彼女に釘付け。アチチュードで跳んで続けて回るような印象的なところが何度か繰り返しでてくるのですが、そのアチチュードでのジャンプは客席に正面を向いており、後ろ足の高さがまったく衰えない。もう至極爽快。ポワントワークも信じられない素早さ確実さ。ああ男前マーシャ。大好き。

ドミトリチェンコのスパルタクスがまたとても良かったです。最後まで衰えずダイナミックでほぼ確実、雑なところのない踊り。なかなか役に入り込んだ迫真の演技。そして姿が美しい。全身のバランスがとても良いのです。背は高く、脚は太すぎずに長く、上半身も適度なボリューム。私はこのぐらいの感じが断然好みです。
2002年の入団とおそらくまだ20代でファーストソリストに昇格したばかりとのこと。レパートリーを見ると王子役はなくロットバルト、アブデラフマン、ティボルトとキャラクターの強い役がほとんど。もっと見てみたいダンサーです。かなりお気に入り。

ニクーリナは初々しくフリーギアを好演。脚のラインがとても美しく、柔軟性をもとめられるポーズの数々がばっちり決まります。ドミトリチェンコの情の細やかさに対してはもう一歩突っ込んで応えてほしかったように思いました。

バラーノフは最初のソロこそ若干の緊張が見られたものの、ああ、こういう役作りなんだなと納得。クラッススは実は自身のない弱い男であるという面がよく感じられました。ローマ軍の司令官としての強さや威厳を出しつつも、どこかに幼児性のようなものが見える。踊りはダイナミックさが際立つアレクサンドロワ、ドミトリチェンコと比べると若干おとなしめ?凄い人たちが同じ舞台にいると大変です。

予備知識も事前予習もせずに観てしまいましたが、パンフレットのあらすじ一読でなんとかついていけました。グリゴローヴィチはやはり凄いということか。

さらに「今日は管楽器のとちりが少なくてまあまあだったわ」なんていう低いレベルのオーケストラ演奏を常に聞かされている身には信じられない、至福のボリショイ劇場管弦楽団の演奏。演奏が素晴らしいと私は舞台上に集中してしまう方で、音楽は共にあり、作品の一部となり、分けてどこが素晴らしかった、というふうに印象には残らないのですが。ひとつだけ。ハープのグリッサンドが抜け出して聞こえた箇所があったのですがその音色響きの美しさ力強さといったら!管楽器に次いで、いやそれ以上に日本のハープ奏者にはいつも落胆させられていますから。

パンフレットによれば今年11月から12月のマリインスキーバレエ来日も演奏は劇場オケ(マリインスキー歌劇場管弦楽団)らしいのでこちらも期待することにしましょう。

ボリショイはあと1回「白鳥の湖」だけ見る予定ですが、いろいろやりくりとめぐりあわせで「ライモンダ」を見送っており、これは痛恨の一事となりそう。次のロシアはなんとか集中すべしと今から思っているのです。

公演感想2012 | 【2012-02-02(Thu) 22:38:24】
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